ソウル市北西部のヨンシンネという街にヨンソ市場という下町情緒の漂う市場があり、行く度に一角の屋台村的ところでカミサンと一杯やって帰ってくるのが定番になっています。
ヨンソ市場
漢字で書くと多分「延曙市場」。地下鉄3号線でソウル中心部から20分ほど北西に行った恩平区(은평구/ウンピョング)ヨンシンネ駅からすぐの場所です。
10人も座れば一杯になりそうなカウンター席のみの小さな店が20軒ほど集まった不思議な空間。
マナガツオのブツ切り刺身
寿司屋のネタケース式に並べられた食材を見て回り、食べたいものがある店に座ります。
どの店でも突き出しで供されるアサリのスープと生野菜。冬場は白菜、夏場は胡瓜になります。
韓国では冬場が旬のマナガツオ。
骨ごと5ミリほどの厚さでブツ切りにしたものを刺身で味わいます。
適度に脂が乗った白身は独特の旨味があります。
わさび醤油や酢コチュジャンで食べても旨いし、ニンニク+サムジャン(薬味味噌)と一緒にエゴマの葉で巻くのも韓国では刺身を食べるとき定番です。
マナガツオの骨は柔らか目なので中骨や小骨はそれほど気になりませんが、やはり背骨は存在をはっきり感じます。骨もボリボリ噛んで食べるのが醍醐味で私はむしろ好きですが、これは好き嫌いが分かれるでしょう。
韓国ではこの食べ方を日本語の背越し(せごし)が由来の”세꼬시”(セッコシ)と言い、コノシロも同様に骨ごと食べます。
子持ちヒラメの塩焼き。韓国は魚焼きグリルが余り普及しておらず、焼き魚はフライパン焼きが一般的です。
魚介系ばかりだと単調なので砂肝の炒め物も追加。
焼酎も飲んで気が大きくなり...
生牡蠣や茹で巻貝(バイ貝?)も追加してちびちびやります。
〆はコギグクス
近くのクッパ屋に移動し、飲んだ後に豚骨ラーメンを食べる感覚で済州島式の豚骨スープそうめん「コギグクス」でシメます。
散々飲み食いした後に年甲斐も無く豚骨麺は少々調子に乗り過ぎました。麺は完食に至らず。
流石に酔っぱらってしまい、写真も傾いておりました...