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ソウル在住の日本人が旅行,飛行機,くるま,鉄道,韓国生活について書いております。

「京都鉄道博物館」訪問記(後編)館内展示車両や大ジオラマ・スカイテラスからの五重塔と京都タワー

前編の屋外展示に続き、後編は館内展示編です。

電車・気動車の実車展示

583系先頭車。高運転台の下に貫通扉を設けながら流麗さを感じさせるデザインと塗り分けが実に秀逸です。

展示車は運転室後方に機器室があるクハネ581です。

寝台の高さはかなり窮屈そうですが幅は充分に見えます。


碓氷峠越え仕様の489系。車番の前に協調運転対応を示す赤丸が入っています。


こだま型元祖のクハ151。


キハ81「ブルドッグ」。タブレット受け渡しのため運転台が低めになっている影響もあって独特のデザインになっており、野暮ったさと温かみが混じった不思議な魅力があります。


キハ81は「昭和乃駅」というレトロな一角に展示されていました。


見れば見るほど凄いと感心する500系新幹線の造形。


100系新幹線は新入社員時代に出張や帰省でよく乗ったものでした。


クハ101のカットモデル。


車両工場に展示されていたオリジナル新快速色のクハ117。

機関車・貨車の実車展示

重厚感溢れる存在感のEF52。初の国産ELで1928年製。

後付けっぽいですが運転台には吸い殻入れが見えます。


EF66とDD51は下に潜って観察できます。


ターボ付き61リッターV12エンジンを2基搭載のDD51。横には構造がよく分かる模型も展示されています。


万2千両近く製造されたという2軸貨車ワム3500。ITシステムなど無かった時代にどのように管理していたのだろう?


コンテナ特急「たから」の車掌車、ヨ5000。

模型展示

弁天町の旧博物館から移設した、素晴らしい出来の模型も多数展示されています。特に味わい深いのが、151系時代の大阪駅の情景を再現したこちらの模型。

クロ151パーラーカーの室内もしっかり造り込まれています。

一部モノクロ化してみましたが、昭和30年代っぽくなったでしょうか。


宇高連絡船の高松桟橋。


新幹線の開業式典。


雪を吹き飛ばす除雪車。


新幹線試作車両。


ついに「やくも」からも退役することになった381系。

スイッチを押すと車体が傾き、コロが動いて振り込機構が作動する様子が分かります。

鉄道大ジオラマ

鉄道博物館ではお約束のジオラマ。名古屋のリニア鉄道館などに比べるとあっさりした作りですが、30m×10mというスペースに扇形機関庫や余部橋梁などが再現されています。


こちらは模型運転体験。

鉄道の歴史

鉄道黎明期から国鉄の発足、大戦を経てJRへの移行まで、歴史関係の展示も充実していています。

その他展示

食堂車メニューや駅弁、文学や音楽など。


仮眠する乗務員を空気圧で海老反りにして起こす「定刻起床装置」など、業務関係も興味深い展示が色々あります。


あ、トイレと言えば館内のピクトグラムが洒落ていました。


個人的には、小学校の修学旅行が近鉄「あおぞら号」で行く伊勢志摩だったのでこの展示もツボでありました。

スカイテラス

3階のデッキからの眺めが中々のもので、五重塔や京都タワーを見渡せます。

旧二条駅舎

1904年から1996年の高架化まで山陰本線の二条駅として使われていた駅舎が移設され、中にはミュージアムショップが入っています。

吉本興業の「面白い恋人」は石屋製菓と裁判になっていましたが、これは話が付いているんだろうか。

最後の御堂筋線「千里中央」行き

以上、2度目の訪問も楽しく観覧した京都鉄道博物館でした。帰りも新快速で新大阪を経て実家へ帰還。御堂筋線がこの4日後に箕面萱野まで延伸されることになっていたので最後の「千里中央」行きを写真に収めておきました。

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