本日時点では既に葉桜になりつつありますが、ソウルでは先週あたりから本格的に桜の開花が始まり、先週末が見事な満開でした。
薄曇りでガスってはいたものの穏やかな天気だった先週土曜日、カミサンと漢江沿いをウォーキングしながら桜のトンネル並木がある安養川(안양천/アニャンチョン)まで行ってきました。
漢江沿いの宮山・塩倉山に登る
ひたすら漢江沿いを歩こうかと考えていたのですが、オリンピック大路(通称”88道路”)と並行した直線が延々と続くことと、逆側がこじんまりとした良い感じの公園だったので主にそちらを歩いて漢江上流側へ向かうことにします。
道路騒音対策も兼ねて整備されたような公園が道沿いにあります。
手入れが行き届いた気持ちの良いルートでした。
宮山(グンサン)に登る
道中に山が2つあるので登ってみます。先ずは標高74.8m(笑)の宮山(궁산/グンサン)から。
10分程で登頂。
それでも、漢江側が開けているのでそれなりに「頂上感」は味わえました。
橋を渡るのは仁川への空港鉄道。
塩倉山(ヨムチャンサン)に登る
続いて登ったのは標高54.8mと更に低い(笑)塩倉山(염창산/ヨムチャンサン)。
先程の宮山より低いものの、こちらの方が更に眺めが良くて「登った感」もこちらが勝ります。
土葬の墓があるな...
レンギョウが咲く道を降りてオリンピック道路の地下道を抜け、ここからは漢江沿いを歩きます。
安養川(アニャンチョン)の桜並木
韓国に来てから昨年8月の引越し前までこの近くに住んでいたこともあり、毎年訪れています。
安養川が漢江に合流する地点。ここから安養川堤防の散策路を上流側に進みます。
ソウルの冬はマイナス15℃以下になることもあるので、桜と新緑を見ると安心感にも似た独特の感慨があります。
何故かカップルが微妙な間隔でセルフィーを撮る、京都の鴨川的な一角。
最後は新道林(シンドリム)から地下鉄で帰るので、更に安養川支流の道林川(도림천/ドリムチョン)の桜並木を歩きます。
黄色いヒョンデのアクセントは教習車の定番。一応セダンです。
車が途切れるや否や見物客が車道で写真を撮り、また来るとさっと歩道に上がります。教官も教習生も「勘弁してよ...」でしょうね。
傍花に戻り、チキンと生ビールで乾杯します。
この日の歩数は2万6千歩。そのあとの一杯はたまりませんな。
傍花の桜
最後は拙宅近隣の桜です。
昨年夏に引越して来てから初めの春なので「駅前の街路樹って桜だったんだ」といった感覚が新鮮です。
近くの公園にも「傍花」という地名が納得の桜が咲いています。
ボケで分かり辛いですが後ろの「개화/ケファ」というハングルは近くの「개화산=開花山」に因んだもの。ということで桜の「開花」と引っ掛けて強引に写真に入れてみました。