家内の会社で登山好きの人が「初心者でも登りやすいですよ」と勧めてくれた冠岳山(관악산/クァナクサン)に登ってきました。
コンナムル(豆もやし)クッパで腹ごしらえ
いくつか登山ルートがある中で、今回はソウル大学キャンパス内の登山道口から登ることに。先ずは腹ごしらえすべく、ソウル大入口駅で降りて近くのクッパ屋に行きます。
朝飯は「ワンサンジョン/완산정」という店。NAVERマップで評点が高いので入ってみたところ評価に違わず美味い店でした。店主によると40年以上やっている由。一瞬入店を躊躇うボロい雑居ビルの2階にあります。
クッパ以外にも茹で豚肉ポッサムやビビンバもあります。
分厚い石鍋で豪快に沸かしたクッパが着丼。
普通のコンナムルクッパとは異なり、しっかり発酵させたキムチを入れた酸味のあるスープに最初は戸惑ったものの、食べ進めると独特の味わいが分かってきます。
カクテギと山菜のような葉を味噌で和えたものが一緒に供されます。
この謎の葉っぱ味噌和えが酸味スープに不思議とよく合います。
完食に値する一杯でした。また来ます。
冠岳山登山
登山道口へは駅からバスで行きます。ソウル大の学舎は冠岳山の裾野に点在しており、キャンパス自体がハイキングコースになっていたりもします。
いかにも賢そうな学生と登山客で満員のバスに15分程揺られ、登山口に到着。
学舎には「建設環境総合研究所」とありました。
ドン引きするほど汚い登山口のトイレで小用を済ませて10:30頃に登山開始。次回は駅のトイレで済ませて行きます。
序盤は穏やかな傾斜の道が続きます。
中盤から徐々に傾斜が強くなってきますが階段状に石を積んだ部分も多く、我々初心者でも何とか登れるレベル。普通のスニーカーで行ったのは舐め過ぎてました。滑りにくいトレッキングシューズなどが欲しいルートでありました。
休み休み登ること1時間、頂上が見えてきました。
山頂まで0.8km、ソウル大登山口から1.6kmのポイント。
傾斜がきつくなる終盤は階段が整備された部分が多くて助かります。
もうちょっとやぞ。オッサン頑張れ。
12:15分頃、ほぼ山頂のポイントに到着。
アンテナの横を金浦にアプローチする飛行機が通り過ぎて行きます。
残念ながらこの日はガスっていましたが、澄んだ日に望遠レンズを使えば市内の風景と絡めて面白い写真が撮れるかも知れません。
アンテナ塔へのケーブルカーが見えますが関係者や資材専用。一般客は乗れません。
稜線の少し下の道を進むと頂上。もう少し頑張って進みます。
左上が頂上、右は恋主台(연주대/ヨンジュデ)という仏堂。
急峻な岩盤の上に積み上げられた石垣が見事です。
途中何度も休んだり写真を撮ったりしていたので、結局山頂には12時半過ぎに到着。ここまで2時間ちょっとの行程でした。
南山タワーと漢江。
登ってきたルートと反対の果川(クァチョン)市側。ソウル競馬場が見えます。
見たことのある眺めなので以前金浦に降りる機内から撮った動画を見直したところ、やはりこの山頂が写っていました。
山頂からの眺めを堪能して下山。復路は70分程でした。
下山後は「反省会」と称して焼肉屋で薄切り霜降りあばら肉の「チャドルバギ」で一杯やります。山歩き後のビールと肉は当然最高でした。