先日一時帰国で帰省した大阪にて。3泊4日の日程のうち2日の昼食を天下一品に充て、一度食べてみたかった「味噌ラーメン」と超濃厚スープの「こってりMAX」を味わってみました。
味噌ラーメン/上本町店にて
「鶴橋まぐろ食堂」というマグロ丼の有名店で昼を食べるというカミサンと娘に同行し鶴橋へ。私は最寄りの天一を調べたら出てきた上本町店を別行動で訪れます。それにしても暑い日でした。
味噌ラーメンは普通の並+50円の970円。
登場した際の紹介記事ではもやしと豚挽き肉がトッピングされている画像も出てきますが、現在は普通のラーメンと同じ、チャーシュー+メンマ+ネギになっていました。
麺もデフォルトのストレート麺。
さて、天一が作る味噌ラーメンのスープは如何に?と啜ってみると、濃さは「屋台の味=所謂”こっさり”」ぐらい、初めの印象は「味噌の風味も良いし、おー、中々いけるな」と言った感じ。ただ、食べ進めると、天一に期待するジャンクなこってり感や独特の風味がやや不足で「普通に美味いけど、これなら天一じゃなくても良くねえか?」と、少々物足りなくなってきたのも事実。
そこで薬味の唐辛子ニンニクを投入。スープが引き締まります。
更にこってり感を高めるべく擦り胡麻も掛け、個人的にはこれで一旦完成。
美味しく完食したものの、天一に期待するエグみ的な部分がもう少し欲しいところ。
こってりをそのまま味噌味化するとエグくなり過ぎるとか、味噌の風味を出し辛いなどの事情があるのだと思いますが、仮に「屋台の味」がこってり:あっさり比5:5で味噌もそれに準じているとすると、7:3程度には濃度を上げて欲しいというのが私の感想であります。
天一の味噌は少々物足りなさがあったものの、上本町店さんは良き店でありました。機会があればまた来ます。
こってりMAX/江坂店にて
久々に訪れた江坂店は店内を改装したばかりでピカピカ、店員の兄ちゃんもテキパキしていてこちらも良き店です。
前日の味噌ラーメンに続き、これも一度試してみたかった「こってりMAX」を注文。
こってりMAX(大)、1,350円也。ネギ大盛120円と合わせ1,470円と立派な金額になってしまいます。見た目には通常のこってりと大差ありません。
楽勝で箸が立つ(笑)。丼だけでなくレンゲも専用のものになっています。
流石の超濃厚なスープ。ドロドロした濃さもインパクトありますが、炊き込まれた具材(恐らく野菜)のザラザラした食感の強さにも通常のこってりとの違いを感じます。
麺をリフトすると箸にもスープ(と言うより、もはやソース)がまとわりつきます。
ラーメンではなく濃厚なコラーゲンソースが掛かった混ぜソバを食べているような気分。半分ほど食べたところで辛子味噌を少し入れて味変して後半戦に臨みます。
「明日もお待ちしてます」が見えてきた辺りで少々しんどくなってくると共に、通常のラーメンがスープと麺があるべきバランスで成り立っているものだと実感します。
なんだかんだで完食。
また食べたいかと言うと微妙。精々年に一回で私は充分ですが、こういった遊び心も天一の魅力。楽しかったぜ。