我々夫婦が登山趣味を始めるきっかけになった冠岳山に改めて登ってきました。
<前回10月の記録>
朝定食
前に行ったことのある「オットゥギ食堂」に行こうとしたところ店名が「冠岳山食堂」に変わっていて戸惑いました。店主によると代替わりしたので店名も変えてみたとのことでしたが素朴な美味さは相変わらずでした。
絶妙な焼き加減の目玉焼き。香りの良い海苔にご飯やおかずを巻いて醤油だれをちょこっとつけて食べる朝の幸福。
日替わりのスープ、今回は干し鱈でした。
おかずが旨い店に外れ無し。サムギョプサルも有るので、夕刻ここで一杯やりたい店であります。
冠岳山登山
果川市側から頂上へ
昨年10月に続き2度目の今回は南東の果川(クァチョン)市側から北上するルートを辿ってみました。
登山口の場所です。
政府果川庁舎駅で下車し、頂上を見上げながら渓谷側の登山口に向かいます。
ロープウェイはあるものの資材運搬用で一般客は利用できません。
渓谷沿いのルートを登ります。岩が多く、脚への負担はそれなりにあります。
山頂手前に寺があるためか、岩に「南無阿弥陀仏」と刻まれています。
渓谷の水を眺めながら一休み。
ポットに入れて行ったアイスアメリカーノと、先日カミサンが北海道で買ってきた六花亭の羊羹。流石は六花亭で味は甘過ぎず小豆の風味も良く、また、紐を引いて開けて下から押し出すと手を汚さず食べられる優れモノです。
後半は石段や階段が増えてそれなりにキツいものの、前回登ったソウル大学側のルートよりも階段が少なくて楽しめるコースでした。
冠岳山頂上にて
日本の感覚だと9合目といったところでしょうか、果川市街が見渡せるようになってきました。
山頂手前の曹渓宗・恋主庵。
もう少し登って頂上を目指します。ここが結構キツいのですが、途中の展望台からの眺めは絶景です。
左が頂上、右は崖の上に建つ恋主台。
振り返ると業務用ロープウェイがアンテナ施設に到着するところでした。
眼下にはソウル競馬場が見えます。
登山口から2時間半で登頂。
逆側麓のソウル大学キャンパス。
稜線を辿りながら下山
ここからは北側の舎堂(サダン)駅方面へ稜線伝いに下山します。
おいおい...
逆側では、落ちたら無傷では済まなさそうな崖をロープ伝いに登る人も...
ストックを一旦畳み、両手で登った岩場。ここがボトルネックになっていて少々渋滞していました。
岩の隙間を抜けて進みます。
歩みを進めるにつれてソウル市街が近付いてくるこのルート、青空も相俟って最高でした。
後半は階段が連続すること、また、こちらから側から登ると折角のソウル市街地の眺望を背にすることになるので、このルートは下りがおすすめです。
登り始めから6時間少々で無事下山。足元が岩ばかりで膝にはハードながら良いコースでした。
活けイカ刺身とクラフトビールで打ち上げ
山道を2万5千歩以上歩いて腹ペコ、喉もカラカラ。目に留まった刺身屋で一杯やります。
座るとすぐに供される突き出し。
先ずはビールで乾杯。登山後の一杯は毎度たまりません。
蛤の 潮汁。
このグロいのは蚕の蛹、ポンテギ。私は無理ですが。
蒸した灰貝。
本日の主役、活けイカの刺身。
焼酎が合います。
ケチャップではありません。韓国版の酢味噌、酢コチュジャンです。
調子に乗ってエビフライも注文。
刺身を満喫したところでクラフトビールのチェーン店、생활맥주/生活麦酒で二次会やります。
カミサンと義妹はIPA。
私は最近気に入っている韓国ビールのKelly。500ccは計量カップで供されるのがここのスタイル。
飲み始めてから3時間、皆良い気分になったところでお開き。良き一日でした。