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【仁川】天摩山と桂陽山を縦走し、鶏の水炊き「タクベクスク」を食べる

まだ桜が残る4月中旬の週末、仁川市東部の天摩山と桂陽山に登り春を満喫してきました。

仁川縦走コース

高くても400m程度の山に「縦走」などと大袈裟な言葉を使っておりますが(笑)、仁川市が整備したコースに付けられた「인천종주길/仁川縦走道」という名称であります。今回は緑の2コースから黄色の1コースに抜けるルートで登ってきました。


豆もやしクッパで腹ごしらえ

先ずは本日登る桂陽山を左に見ながら空港鉄道と仁川地下鉄2号線を乗り継いで西区庁駅へ。


無人運転の仁川2号線。一部は地上区間を走っています。





24時間営業のイベリコ黒豚焼肉屋で私の登山前朝食の定番、コンナムル(豆もやし)クッパを食べて腹ごしらえします。

天摩山に登る


NAVERマップに従って登山口に行くと民家の裏庭のようなところに出ましたが、住民に尋ねると「あそこから登れるよ」とのことで国鉄コンテナのような納屋の裏から登山開始。


どうも本来の登山口は別のところだったようですが、すぐに整備された登山道に入りました。


厳しい冬が終わり新緑が目に染み入ります。



所々に桜が残っていたりツツジが咲いていたりして気分の良いルートでした。



目指す頂上が見えてきました。


途中に軍の射撃訓練場があり、訓練時は迂回との標識が出ています。



登り始めて1時間ちょっと、そろそろ頂上です。


海抜287mの天摩山に登頂。





続いて目指す桂陽山。


高麗時代、9月9日に仏教の儀式を行っていたという重九峰。


ここからは縦走というより、一旦ほぼ下山します。



幹線道路を渡って桂陽山側へ。

桂陽山に登る

昨年12月に続き2度目の桂陽山は新緑の中で登ると別の山のようでした。


前回登った文化センター側からのルートは階段が多くて単調なので、今回登ったバラ園側からのルートがお勧めです。


それなりに斜度があったりガレていたりする区間もあり、適度な登り応えを楽しめます。







ヘリ降機場を抜けると桂陽山頂上。スカッと晴れた空は最高でした。



眼下に軍の射撃練習場や、遠くには漢江に交わる京仁運河、金浦空港、更に北漢山も見渡せます。







下山は定番のルートではなく、桂陽山バラ園へ最短で降りるちょっとハード目な道を辿ります。ここ、登ったらもっと楽しそうなコースだったので改めて来てみます。


膝が笑いそうになって休憩する我々を余裕で追い越してゆく物売りの親父。


15時前、桂陽山バラ園に無事下山。




鶏の水炊き「タクベクスク」

旨い酒を飲むために山に登っていると言っても過言ではない我々、この日は桂陽山バラ園から幹線道路を渡ってすぐの「누룩골/ヌルクゴル」という店で一杯やります。

桂陽区の名店にも選ばれた店で、鶏の「白熟(백숙/ベクスク)」というのが看板メニュー、一度訪れてみたかった店でした。


看板メニューの닭백숙/タクベクスク(鶏白熟)。サムゲタン同様に高麗人参や栗と鶏の煮込みですが、身に米を詰めず、ヌンイという茸や香木とスープが煮込まれています。

期待に違わぬ美味さ。一口毎に旨味と風味が口に広がります。


そのお焦げ粥もドンと供されます。


キムチなども滋味溢れる味。


山歩き後の乾杯は格別。毎回この一杯を楽しみに登山している訳ですが。


韓国で登山と言えばマッコリ、そしてマッコリと言えばチヂミ。海鮮チヂミも注文して二度目の乾杯。



ほろ酔いで夕陽を眩しく感じながら帰宅。冬が厳しいからこそ味わえる、春を満喫した一日でありました。

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