航空ファンの鉄板ネタ、本日10月11日はトライスター記念日であります。以下、自衛隊のチャーターで小牧空港に飛来したロッキード L-1011トライスターです。
トライスター@小牧空港
2006年4月22日、県営名古屋空港(小牧空港)にて。
この日は娘(当時幼稚園児)を遊ばせがてら空港沿いの神明公園にやってきました。すると、何故か望遠レンズを構えたスポッター諸氏が多数います。で、滑走路方向を見ると3発機が...
前年2005年のセントレア開港後、民間機の定期便はJ-AIRのCRJしか無くなってしまった小牧空港。たまーに自衛官のPKO海外派遣でチャーター機が飛来することがありました。
よく見ると、当時既に絶滅危惧種だったトライスターがタキシングしていた次第。これに限らず、マニア各位の情報収集力には感心します。
この3週間ほど前に初めてのデジイチであるニコンD50を購入したばかりだった私、娘のスナップでも撮ろうかとこの時もカメラを持参していたのでありました。
公園に着いて程無くするとトライスターが離陸。
ベアメタルが凛々しいロールス・ロイス RB.211エンジン。
この時のレンズはSIGMAの18-200mm F3.5-6.3 DC。改めて拡大して見返すとパープルフリンジが盛大に出ていたりもしますが、これも含めて懐かしく感じます。D50の画像サイズはLでも3008×2000ピクセルで600万画素。データの軽さは今や感動的です。
閑話休題。リアエンジンへのエアダクトの曲線が何とも優美です。
「パパ、あそぼーよ」とせがむ娘を宥めながらトライスターを機影が見えなくなるまで見送りました。
トライスター@博物館
商業的には成功しなかったトライスターですが、それなりに(250機)製造されたので積極的に保存する対象には却ってなり辛いのでしょう。拙者、まあまあ世界各地の博物館を訪れているものの、写真フォルダーを見返しても以下のものぐらいしか見当たりませんでした。
イギリス空軍博物館(ロンドン郊外)にて
BAの旧塗装が懐かしいトライスターのシミュレーター。特徴的な曲面のコクピット窓もそれらしく再現されています。
スミソニアン航空宇宙博物館(ワシントンD.C.)にて
RB.211エンジン。3軸式構成だったりファンブレードが複合材料製だったりと当時非常に先進的だったからでしょう、エンジン単体が展示されていました。
私は一度だけトライスターに乗ったことがあります。全日空(敢えてANAとは書きません)ではなくカナダの格安チャーター会社、エアトランザットのバンクーバー→トロント便でした。1995年、カナダへ語学留学中のことです。
当時はヒコーキ写真を撮るという習慣がなく写真を残していないのが悔やまれますが、キャビン尾部に並ぶトイレが放射状にずらりと配置されていたことは記憶に残っています。