前回の仁川チャイナタウン訪問から2週間後、一昨日再訪した仁川でちょっと高級な老舗の『燕京大飯店』で昼酒を楽しみました。
前回編
慶祝!中華民国建国111周年
本日10月10日が中華民国の国慶節だそうでチャイナタウンは祝賀ムード。
燕京大飯店
仁川市内に住む義妹と待ち合わせて、こちらの中華的豪華絢爛建築餐庁に行きます。
レストラン名は「燕京大飯店」、燕京の韓国語は「연경/ヨンギョン」。
14時でも行列。我々3人グループは10分程度で列をスキップして案内してもらえましたが、行くなら予約した方が良さそうです。
行列の横ではおばちゃんが餃子系を包んでいます。
窓を開け放った外側の良い席に案内してくれました。
すぐ横がローマで言うとスペイン広場の階段のような場所で(安直な比喩ですが)皆さん思い思いの記念写真を撮っている、我々はそれを眺めながらの昼酒でありました。
「燕京」のメニュー
立派なメニューブック。






以前TVで紹介された際の映像をYouTubeで見たところでは、特に左から2番目の白チャジャンミョンと一番右のメンボシャがイチ推しメニューっぽいです。
当店独特の「白チャジャン麺/하얀짜장면」は味噌から当店自家製である由。
さて、注文しましょう。
面包蝦(멘보샤/メンボシャ)
海老すり身の食パンはさみ揚げ。
パンも自家製。すり身は海老のプリプリ食感がちゃんとあり、パンの香りも相俟って実に旨い。しっかり油切りされているので全くクドくありません。
ビールと最高に合います。
冷菜三種
クラゲ酢の物のボリュームがやたらと多いことや、マヨネーズが日本人の口には甘ったるいのが韓国中華。
韓国中華の定番、たくあんと生玉葱。たくあんには酢を掛けます。
これは自家製なのか不明ですが、玉葱につける味噌も他店とは違う風味とまろやかさでした。
南煎丸子(난자완스/ナンジャワンス)
メニューの英文は"Stir-fried meatballs with vegetables"ですがミートボールと言うより小ぶりのハンバーグ。それがとろみの効いた餡に絡んでいます。
大衆的な町中華ならではの美味さは分かりながらも、やはりここはそれとは一線を画すクオリティでした。
お開き
1時間半近くゆっくり食べて飲んで昼酒の宴はお開き。この日はビールのみ7本でした。
レジには最近出所した朴槿恵おばさんの写真も。
まだまだ明るいチャイナタウンを後に、仁川駅から素直に帰りました。
余談...韓国人は紹興酒が嫌い?
「燕京」の酒類メニュー。
特に上記の「南煎丸子」などは紹興酒も合いそうなのですが、青島ビール以外の中国酒は白酒(韓国では”高粱酒”)など、ジャッキー・チェンが酔拳で飲んでいたようなハード系ばかり。紹興酒の風味や濃厚な味は焼酎に慣れた韓国人には合わないのでしょう。
拙者、紹興酒が結構好きでなのですがこちらでは中々売っておらず、たまにあっても飲みきりサイズの小さな瓶がぼったくり価格。結果、カミサンが通販で見つけた業務用(これまた極端で3,750ml)を愛飲しています。
迫力の巨大ボトルは把手部分までしっかり満たされていて感心します。