江華島に続いては韓国北部、鉄原郡(철원군/チョルウォングン)を訪れました。このエリアで一番の観光スポットは渓谷「孤石亭」かと思います。
江華島からの道中にて。田植えが始まる時期でした。
孤石亭コソクチョン(고석정/コソクチョン)
38度線に面する鉄原郡は朝鮮戦争の激戦地だったそうですが風光明媚な渓谷です。翌日30分程渋滞に巻き込まれながらのソウルへの帰途は2時間半ほど掛かりました。
広大な駐車場完備のビジターセンター。
AF-P 10-20mm広角ズームも使いました。外観が安っぽいので余り手が伸びないレンズでしたが、久々に使ってみるとズームリングの感触が意外としっかりしていたりして撮っていて楽しいし写りも不満が無かったりと、ちょっと見直しました。
水辺へは階段を降ります。養老の滝と似たような高低差で、少々息が切れます。
遊覧船に乗ってみます。料金は大人6千ウォンと良心的。
水が濁っているのは田植えの時期だからだそうで、船頭のおばさんは「また秋にも来てね~」と言っていました。
魚や亀に見える岩。
川が合流する部分が京畿道と江原道の境界線となっています。
下調べなどせず、ふらっと来てみた所でしたが中々の絶景でありました。
謎の淡水魚「高麗ケツギョ」を食べる
淡水魚のメウンタン(ピリ辛スープ)や山菜ビビンバの食堂が並ぶ一角。
少々グロいナマズのメウンタン。
こちらは高麗ギギ。
一番高価なのがこの쏘가리(ソガリ)。辞書で調べると「コウライケツギョ」と出ました。
検索したところ...
- 中国大陸から朝鮮半島にかけて生息するスズキ目ケツギョ科の魚
- 日本では特定外来種に指定されている一方、韓国では生息数が減少している
- 淡白な白身で、中国や韓国では高級魚とされる
とりあえず「玄武岩」という食堂に入ってみました。
16時過ぎだったので先客は2組のみ。
ナマズの2人前が4万ウォンに対しソガリは10万ウォン≒1万円と立派なお値段。これは気になります。
好奇心で注文しちゃいました。ソガリのメウンタン。
小=概ね2人前でもこのサイズのものが6匹入っていました。
皮の模様が少々グロいですが味は至って淡白。身にはほんのり甘味を感じて焼酎が進みます。スープにセリやエゴマの葉が入っていることもあってか臭みは全く感じず少々拍子抜け。10万ウォンの価値があるかと言うと微妙ながら、良い経験ではありました。
激安モーテルに泊まる
ソガリのメウンタンに10万ウォン使ったのは宿代を矢鱈と安く上げたということもあります。宿泊料は1泊4万ウォンと激安。泊まったのは孤石亭ビジターセンターの向かい側にある”PALACE”なるモーテル。1階には焼肉屋とコンビニが入っています。
ま、部屋は値段相応ですが寝るだけなので。
余談
モーテル発祥のアメリカではまさに”Motor Hotel”、車で旅する人のための宿であるのに対し日本のモーテルはラブホですよね。で、韓国は微妙なところで、そういった男女カップルの利用を主なターゲットにしていそうな雰囲気もある一方、普通に家族連れが泊っていたりExpediaなどから予約できたりもします。