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ソウル在住の日本人が旅行,飛行機,くるま,鉄道,韓国生活について書いております。

全羅道の港町・群山(グンサン)を訪れてケジャン定食を食べる/ソウルから南へ片道200kmのドライブ

ロッテレンタカーを何度も利用していたら小型車を24時間利用できるクーポンを貰ったので、先週末は群山(グンサン/군산)へ1泊2日のドライブに行ってきました。と言っても利用可能時間は24時間、朝8:30にソウルを出て翌朝も8:30までに返却しなければならないので翌朝は4時過ぎに群山を出るという少々ハードなスケジュールでありました。

群山の場所

ソウル西部の拙宅からは片道200kmちょっとの距離。サムスン電子の巨大な半導体工場がある平澤市などを経由する西海岸高速道路を通るルートです。

群山市にて

日本統治時代は日本に米を輸出する港町として栄えた都市なので市内には日本式の家屋が残っており、それらも観光資源になっています。



カップルや若い女性の観光客も多く、洒落たカフェなどもあって適度な賑わいでした。





日本人が植えたと思しき樹木。





『8月のクリスマス』という映画の舞台となった「草原写真館」。


これは戦後のものだと思いますが、タイルや窓の格子が昭和の日本的な建物。


昭和っぽい一角。



何故かテディベアミュージアムがあります。


独特のセンスが入るのを躊躇させるカラオケ屋。

ケジャン定食で一杯やる

翌朝はAM3:30に起き4時には出発する予定なので早めに飲み始めることにします。色々食べられそうな店を適当にNAVER検索したら目に留まったこちらの한주옥/ハンジュオクという店に入ります。


時間は15:30だったので先客は無し。おばさん5人が井戸端会議的に話しながら夜の仕込み中で、ゆるーい時間が流れていました。


ケジャン(ワタリガニの醤油漬け)かテハジャン(海老の醤油漬け)の定食にアグチム(アンコウのピリ辛蒸し煮)を付けるか付けないかを選ぶ4種のみという潔いメニュー構成。我々は一番上の花ケジャン定食を注文。


手際良く次々に料理な並び、日の高いうちからカミサンと開宴。


主役のケジャン。


流石は食べ物の旨さで定評のある全羅道、まろやかな醤油味や蟹の漬かり具合は絶品でありました。


御飯を蟹の甲羅に入れて混ぜても美味。


適量の刺身が付いてくるのも嬉しい。


この地方名産とされる舌平目の一夜干し。


アンコウの蒸し煮、アグチム。焼酎が進みます。


唐辛子よりも胡椒が効いたメウンタン。


立派なカレイの切り身が入っていました。


小皿の煮物なども美味で大満足。ベルト緩めるまで堪能しました。これだけ食べ、ビールと焼酎各2本飲んで勘定は56,000ウォン≒5,600円。お勧めできる良い店だったので地図を貼っておきます。

群山港

食後は腹ごなしに海側を少し歩きます。古い建物(旧税関?)などもあって、以前訪れたことのある日本の門司港レトロにも通じる雰囲気と感じました。




そんな一角に展示されている退役した兵器。


ファントムまで展示されていました。



地元の物産品館も海側エリアにあり...


”群山特産”と書いた舌平目の一夜干しも売っていました。

夜の街に後ろ髪を引かれつつ...

翌朝は超早起きなのでゲストハウスに戻ります。立ち寄ったミニストップも古い建物をリノベーションしたもの。


ゲストハウス前のカフェバー。


良さげな雰囲気で2次会したいところですが翌朝は早朝に出発するので我慢。

早朝、ソウルへ帰還

計画通り4時に群山を出発。高速で迎えた夜明けは実に綺麗でした。


レンタカーは今回も現代のアバンテ。やはり良いクルマです。



ガラガラの高速を走り、6時半前にソウルに帰還。


うちの近所でコンナムルクッパ(もやしスープのクッパ)を食べて帰宅し、もうひと眠りしたのでありました。

群山はこれで3度目の訪問でした。今回は時間が無かったので市内を一回り歩いた程度ですが、廃線跡の両側に家屋や店が立ち並ぶ「京岩洞チョルキル村」など、他にも見所が色々とあります。


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