5月5日は韓国でも子供の日で、短いながらこちらもGW的な連休があり、今年はレンタカーを借りてソウル周辺を回る3泊4日のドライブに行ってきました。初日に訪れたのはソウルの西50km程に位置する江華島。歴史で習った江華島事件の舞台となった場所でもあります。
江華島の位置
ソウルや周辺市との位置関係はこんな感じ。橋は金浦市から掛かっているものの行政区分は仁川市に属しています。北側はまさに”北”、軍事境界線を隔てて北朝鮮に面しており、展望台もあります。今回は席毛島と喬桐島という2つの離島も訪れました。
江華島の観光地
私は以前訪れたので今回はパスしましたが、検索すると上位に出てくるのが以下の2か所です。
「コインドル」江華支石墓群
「고인돌/コインドル」と呼ばれ、KONESTによると”紀元前2500年から紀元前1500年頃に造られた支配階級の墓であると同時に儀式用の祭壇”とのこと。世界遺産に登録されています。
江華山城
元々蒙古からの防衛のために築かれた城で、1876年、日韓修好条規が締結された所でもあります。
金浦市から橋を渡り江華島に入る場所では城門を模したゲートが迎えてくれます。
席毛島(석모도/ソクモド)
江華島から席毛島に架かる橋。
小さな漁港には干潟が広がり、カモメが羽を休めていました。
今回のレンタカーは現代自動車のソナタ。
かなり攻めたデザインですが意外に車体感覚は掴みやすく、実に良いクルマでした。
更に遠くの離島行きのフェリー。船着き場は海兵隊の兵士が警備しており、北朝鮮との近さを意識します。
喬桐島(교동도/キョドンド)にて
近い所では北朝鮮まで2km程しかない位置のため島には検問所での手続きを経て入らなければなりません。
やんちゃなウィングの付いたソナタに続いて兵士のチェックを受けます。
臨時出入証には海兵隊第3167部隊とあります。
北朝鮮が見える「望郷台」という展望台。
望遠レンズを持って行かなかったので120mm相当の画角ですが、対岸に北の集落が見えます。
拡大すると殺風景なアパートらしき建物も見えます。
北韓(北朝鮮)の様子と題した写真展示。
大龍里
喬桐島の中心地、大龍里(대룡리/デリョンリ)は昭和レトロっぽい市場があり観光客で賑わっていました。
広い干潟が広がるこの地域、名物の一つがアサリのカルグクス。こちらの食堂で食べます。
2人前が洗面器のような大きな器に入って供され、それを取り分けて食べます。
アサリがどっさり入ったカルグクスは薄味ながら旨味が効いて美味でした。
カルグクスを鱈腹食べた後は同じ並びにある「米蒸しパンカフェ」でマッタリします。
ご主人が蒸しパンを仕込んでいるところでした。
ホカホカの蒸しパン。
甘いものは別腹であります。
江華島本島
田園風景
喬桐島から立派な橋を渡り本島に戻ります。
意外と平野が多く、田畑が広がる中に農家が点在しています。隣接する金浦もそうですが、江華島も米どころとして知られています。
江華平和展望台
これまた北朝鮮を望む展望台です。
ここからも北の集落が見えます。
上の写真からの拡大です。
こちら南側は鉄条網が張られ、監視塔が点在しています。
この日泊まったのは江華島西部の安モーテル。折角海沿いに来たので海産物で一杯やりました。それについては項を改めて続編にて。