ソウル市内の樹木も紅葉が綺麗になりつつある先週末、銀杏の巨木で有名な龍門寺(용문사・ヨンムンサ)という山寺に行ってきました。
龍門寺の場所
京畿道楊平郡、最寄り駅は中央線龍門駅。
ソウル市内から電車に数十分乗ると、車窓からの眺めは長閑な田園風景に。
駅前から怪しいバスに乗車
最寄り駅の中央線・龍門駅からはバスかタクシーを利用します、というのが観光ガイド的な説明ですが...
ソウルからの列車到着時間に合わせて駅前には寺の門前で営業する食堂のバスが迎えに来ていて、「食堂は利用してもしなくてもいいよ~、無料だから乗って行って~」と勧誘しています。ちょっと引いてしまいますが、物は試しと我々も乗せてもらうことに。
結果、強引に店へ連れて行かれることもなく寺に到着。途中で運ちゃんがマイクで観光案内をしてくれたりと、楽しい道中でした。
銀杏並木
参道の右側に山菜料理の食堂が軒を連ねています。
寺の敷地に入るには入場券が必要。
と言っても一人2500ウォン。賽銭程度の金額ですね。
大銀杏のある本殿に向かって山道を登ります。
他の銀杏は黄葉していたのに大銀杏の葉は未だ緑でした。残念。
樹齢約1100年、高さ40m、天然記念物第30号の銀杏の木。
銀杏の葉を模した札に願い事を書いている中の、左の札には幼児の字で「ママ、パパ、お金たくさん稼いで」とあります。
山菜料理店でキノコ鍋に舌鼓
山を下りて目当ての山菜料理店へ。
我々が入ったのは황해(ファンヘ=黄海?)という屋号の食堂。
秋が旬のキノコ鍋定食を注文。一人前15,000ウォン。
酒はトンドンチュ
マッコリよりもさっぱりしていて料理によく合います。
능이(ヌンイ)という独特のクセがあるキノコから出る旨味が最高で酒が進み、結局トンドンチュをお代わりしてしまいました。
先程の食堂のバンにほろ酔い気分で乗車し、駅まで送ってもらいます。
急行ムグンファ号でソウルへ
日も暮れてきました。
帰りは速くてトイレもあるムグンファ号で楽に帰ることにします。
ソウル市内の清涼里までは30分少々と一般列車の半分以下で着きます。運賃は3,800ウォン/人。湘南ライナー券より安い。韓国は交通費が安くて助かります。
龍門寺は十数年振り3度目の訪問でしたが、久々に食べた山菜料理は記憶に違わず中々のものでした。紅葉だけでなく桜も綺麗とのことなので来年春、また行くつもりです。
【追記】2021年も再訪しました。