11月末まで景福宮の夜間ライトアップを観覧できるという話を聞き昨晩行ってきました。ベタな観光地なのでご存知の方も多いと思いますが、景福宮(경복궁/キョンボックン)とは官公庁も集まるソウルの中心部に位置する朝鮮王朝時代の王宮であります。
景福宮の場所
最寄り駅は地下鉄3号線の光化門。
チケット購入~入場
光化門を抜けて入場し、右手のブースで入場券を購入します。
写真左手の明るいのがチケットブース。入場者数を制限しておりネット予約が必要だったりしますが外国人(パスポート提示)は別枠、その場で購入可能。入場料は3千ウォンと安価でした。
興礼門の右側でQRコードを読み取らせて入場。
韓服(所謂チマチョゴリやパジチョゴリ)を着ている場合も別枠で入場できます。
勤政殿へ
勤政門をくぐります。とにかく門が多い。そう言えば韓国語ではドアのことも”門”と言うので、電車のドア開閉時も「”門”が閉まります」とアナウンスが流れます。
外国からの使節などをもてなす正殿だった勤政殿。大きな儀式もここで行われたと言います。ライトアップの光が強いため何だか派手な写真になってしまいましたが、実物は中々厳かな雰囲気でした。
こういった宮殿や寺院の鮮やかな模様を見ると、日本人との色彩感覚の違いを実感します(どちらが良い悪いという意味ではなく)。
玉座後ろの絵は月と太陽が描かれている日月五峰図。1万ウォン札の意匠にも使われていると韓国語を勉強していた時に習ったことがあります。
現在の日本大使館は写真左端のビル数フロアに入居しています。
昼間は風が強かったこともあり空が澄んだ夜でした。
城壁(宮壁?)を抜けて庭園に向かいます。
池に映る慶会楼
正殿と並んで観覧のハイライトが「慶会楼」。慶事に宴を催す場だったと言います。BTSが昨年ここでパフォーマンスを披露したことがニュースになっていました。
夜は風が止み、池に映る楼閣が何とも幻想的でした。
ゆっくり歩きながら古宮を40分程観覧し、高層ビルの並ぶソウル市内に戻りました。正直なところ、昼間行くと「ほう、立派な王宮ですな」以上の感慨は無い景福宮ですがこの夜間ライトアップはお勧めです。
余談
以前別記事に記した参鶏湯(サムゲタン)の名店「土俗村/トソクチョン」は景福宮の近くにあります。
例によってチキン丸焼きと参鶏湯で一杯やって帰宅。
充実した週末の夜でありました。