2021年ソウルエアショーでの韓国空軍とアメリカ空軍のデモフライトの記録です。
韓国空軍 セレモニーフライト
会場左側が南でこの季節は終日逆光で午前中でもこんな感じ。午後になると太陽は左前方から差すのもこのエアショーの難点。
737哨戒機とF/A-50、KF-16。
続いてはKC-330、KF-16、F-15Kのフライパス。風が弱かったのでカラースモークが中々消えません。
F-35Aを先頭にF/A-50とKF-16。
カラースモークを曳くKF-16がフレアを撒きながら上昇してゆきます。
何だか轟音系の編隊が来ました。F-15K、F-5E、そして...
お~、ファントム様じゃ~
日本では惜しまれつつ昨年退役したファントム、ここソウルで飛んでいる姿を見られるとは思わなかった。機動飛行が無かったのは残念ですが贅沢は言いますまい。
航空祭で各基地の所属機が機動飛行を見せてくれる日本の航空ファンは幸せ者です。海外エアショーではデモフライト専門機やチーム飛来して展示飛行を行うことが多い気がします。韓国も同様なので、ごく短時間でしたがコリアンイーグルの機動飛行を見ることができたのは貴重な経験でした。
A/Bを焚きながらフレアを撒いて上昇するF-15K。
久々に日本のイーグルも見たいな。
KT-50
ブラックイーグルス使用機でもある国産超音速練習機(&戦闘攻撃機)
スモークワインダーと言うんですかね、翼端のスモークって機動が分かりやすくて良いなと再認識しました。
小柄な機体ながらアフターバーナーのバリバリ音は1機でも迫力あります。
F-16デモチーム
日本の三沢から飛来してくれました。離陸直後からスピード感溢れる機動で魅了します。
見ているこちらの肺まで響くような爆音。
英語の会場アナウンス(語り手はUSAF)では所属は"Misawa, Japan"と言っていたのに韓国語訳のアナウンス(運営側)はその部分をスキップ。深い意味は無いと思いたいですが...
1機だけのフライトでも観客の前から見えなく時間は最小限、且つ、F-16の特性を存分に見せる演技構成とPさんの技量に拍手であります。
C-17グローブマスター
以前は90度近くまでバンクして驚かせてくれたものでしたが近年やや大人しくなった気がします。
背後のビルはロッテタワー。
短距離での着陸後、轟音を上げて逆噴射しながら後退します。
攻撃機&ヘリ救難展示
不時着した友軍パイロットを救難するというストーリー。遭難信号のスモークが焚かれて救助作戦開始。
状況確認として指令機のKA-1が低空で飛来。
助けに参ったぞ!とフレアを撒きながらF/A-50が颯爽と登場。そして遭難兵に忍び寄る敵軍を撃破というストーリー。
観客エリアのすぐ前でドッカーンと爆発!
トドメにもう一発!
爆薬の前に陣取って見ていたので気持ちの準備はしていたつもりですが思った以上の爆音。炎の熱が顔に伝わってくる迫力。これは一本取られました。
エリアを制圧したらロクマル登場。
周囲を警戒しながらミッション完了。
「我々大韓民国空軍は、国民の皆さんがいつ、どこにいても命をお助けすることをお約束します」とのアナウンスが流れ会場から拍手が沸きます。日本人の感覚だと「そこまで言うか」と思わなくもありませんが、実際自衛隊も同じ覚悟でやってくれている訳で、色々考えさせられました。
愛国心系ではこんなのもありました。国旗をなびかせながら降下する空挺部隊。日本だと私は岩国で米海兵隊の空挺降下を見たことがありますが海外のエアショーではちょくちょくある演出です。
コロナ禍らしさを感じた「力を出そう(≒頑張ろう)大韓民国」「コロナ19克服」というバナー。次回2023年にはコロナ禍が過去のものになっていることを祈ります。
次回はブラックイーグルス編です。