奇数年に開催されるソウルエアショー、コロナ禍直前だった前回2019年10月に続き本年2021年も無事開催されました。これが昨年だったら中止になっていたと思いますが、韓国もワクチン予防接種率が70%を超えて生活が正常化しつつあることもあり、入場者数を制限しながらの開催でした。
開催日:2021年10月19日(火)~23日(土) ※一般入場は(金)(土)のみ
ソウルエアショーの開催場所
ソウル市に南西の城南(ソンナム)市に位置する空軍基地で開催されます。江南エリアからだと地下鉄で30分程、最寄り駅の牡丹(モラン)から徒歩15分程とアクセス最高。初見の外国人でも迷わないでしょう。ソウル西部の拙宅からでも1時間ちょっとでした。
チケット購入
入場料は12,000ウォン。今年は会場での販売は無く公式サイトからの事前購入のみ。氏名や住民登録番号(or 外国人登録番号)の入力も求められました。次回2023年はその時の状況に合わせて購入・登録方法も変わると思いますが、とにかく2年後はコロナ禍以前と同様になっていることを祈ります。
入場
体温チェック、ワクチン接種証明提示(アプリ)、QRコード読み取りを経て検疫ゲートを抜けます。ガイジンさんの後ろに並ぶ私も韓国ではガイジンであります。
韓国のどこに行っても必要なQRチェックイン。NAVERやKakaoアプリから15秒毎に更新されるQRコード(スクショ使い回し防止)を提示します。
次にチケットのバーコードを提示してセキュリティーチェックを通過し入場。
会場内
ミニストップの仮設店舗。
仮設の割には充実した品揃え。
大王トンカツ弁当なるものもあります。
私はブルゴギ弁当で腹ごしらえ。
店舗横には電子レンジや給湯器が多数準備されています。
袋麺の調理器。使い捨て紙容器に入れて時間をセットするとIHで加熱してくれます。因みに韓国の一人当たりインスタントラーメン消費量は世界一です。
グッズ販売系は少ないですね。
韓国の大規模イベントでは必ず携帯の移動基地局が出動していて感心します。
しっかりしたコンテナ型仮設トイレにはペーパータオルまで備えられていました。素晴らしい。横の白いテントは喫煙コーナー。
パビリオン内の展示
トレードショーなので航空宇宙・防衛系企業が出展していますが、コロナ禍で海外との往来が制限されていた今回は例年より物足りない内容と見受けました。
韓国国産のKF-21戦闘機。ステルス性能は限定的に見えます。
色々と欠陥問題が取り沙汰されていたスリオン。
鉄道車両でお馴染みの現代ロテムは戦車も作っています。
最近ロゴを変更した起亜自動車。
デパートの貴金属売り場みたいな雰囲気で展示される弾頭がシュール。
地上展示
韓国でもF-35Aの導入が進められています。
コンフォーマルタンク付きで空自のF-15DJよりもマッチョで色黒のF-15K ”キムチイーグル”。
色白なF-5E。
ファントムはホントかっこいいな。
二重反転ローターが特徴的なロシア製のカモフKa-32。ロシアから借款の返済として導入されたものですが運用には苦労していると言います。
KC330空中給油機。
スペインとインドネシア合作のCASA CN-235輸送機。意外と韓国は非アメリカ機を色々と運用しています。空自のアメリカ一辺倒もどうかと思いますが、あれもこれも混在運用する韓国、整備や部品管理は大丈夫なのだろうか。
KT-1練習機の攻撃機型、KA-1。
F/A-50
YS-11によく似たホーカーシドレー748。
説明パネルには「VIP用として1974年に導入されたもので国内外のVIP輸送用として使用中」とありました。保存機かと思ったのですが。
こちらは保存機、P-51とF-86セイバー。
ここからは米軍の友情出演機。烏山(オサン)基地所属のA-10。
エアショーでは珍しくなくなってきたオスプレイ。
米海軍のP-8A対潜哨戒機。
センサー類やソノブイ投下口が見えます。
C-17グローブマスターはデモフライトも実施しました。
飛行展示編に続きます
飛行展示は下にリンクを貼った別記事に記しました。ブラックイーグルスや、三沢から飛来したF-16が迫力あるフライトを見せてくれました。
パブリックデーだった週末2日間のプログラム。英語韓国語併記です。