AIR DOで運用されているレジ番JA602Aのボーイング767-300が今年末で退役するというマニアックな記事を先日ヤフーニュースで見掛けました。
現在はベアDoジェットの愛称で親しまれているJA602Aは元々ANAで運用され、2009年~2014年にかけては旧全日空の特別塗装を施した「モヒカンジェット」だった機体です。
前から見ると「モヒカン」のニックネームに納得。機体上面にラインを入れたデザインは珍しいのではないでしょうか。鼻先の黒丸にもレトロを感じます。
側面のチートラインも味わい深い。
ところで、時々「チトーライン」と書いている記事を目にするのですが、あれってスペルも意味を分からず書いてるんでしょうな。
この時は寒風吹きすさぶスカイデッキで震えながら写真を撮った記憶があります。
2011年1月、伊丹空港にて。
ダ・ヴィンチのヘリ構想イラストがシンボルマークだった旧全日空シンボルマーク。ANAの便名コードである”NH”は旧前身会社の一つ「日本ヘリコプター」の頭文字というのも有名な話です。
JALは鶴丸を捨てて太陽のアーク(通称”JAノL”)だった時期でした。
続いては、2014年1月の伊丹空港にて。
モヒカンジェットとの遭遇は冬ばかりでした。
改めて見比べると、今のANAカラーの水色部分がモヒカン時代のブルーを受け継いだものだと分かります。
この時2014年1月12日は、ANAがジャンボ退役を記念して久々に伊丹に747を飛ばしてくれた日でした。モヒカンジェットがこの日伊丹便にアサインされたのもANAの遊び心だったのかも知れません。
天候も良く、伊丹でのスポッティングを満喫した一日でした。
JA602Aの導入は1997年12月なので運行開始から24年間での退役、現代のジェット旅客機としては平均的な年数かと思います。