汝矣島の健診センターで年1回の人間ドックを受けた先週末、終了後に5号線で3駅北の孔徳(공덕/コンドク)に行って食べた豆もやしクッパが実に美味でした。
全州イマッ コンナムルクッパ・マポ店
直訳すると「全州この味豆もやしクッパ」。NAVERマップでも評点が高かったので少し足を伸ばしてみました。全州は今の全羅道、食べ物が美味しい地域とされていて個人的にもそう思います。
ところで、日本では音符のことを見た目から「おたまじゃくし」冗談的に言うのと似た遊び心で、韓国では「コンナムル=豆もやし」と言います。看板に音符が入っている意味にこれを書きながら気付きました(^^♪
全州の本店から毎日直送するスープが自慢とのこと。期待しましょう。
食べ物のメニューは豆もやしクッパ、野菜ビビンバ、石焼ビビンバの3種のみとシンプル。一杯2千ウォンの漢方母酒(濁り酒)というのが気になるものの、午前中だった今回はパス。
テーブルに備えられているタッパは刻み海苔。
私がこよなく愛するコンナムルクッパ。例外無く煮えたぎって出てきます。
コンナムルクッパは白ご飯をスープに入れて出てくることが多いのですが、この店ではご飯は黒米を混ぜたものが別で供されます。
また、軽く温めた玉子が供されるのも独特です。
店内の案内書きに従い、玉子に海苔とクッパの熱いスープをスプーン2~3杯かけたところ、温玉的な味わいになりました。なるほど。
主役の豆もやしは他店より若干細めでシャキシャキ。
本店から直送が自慢のスープ。なるほど、煮干しが効いたあっさりしながら旨味は深く、本店直送を謳い文句にするのも納得の味わいでありました。
それから、一緒に出てきた煮干しの辛味噌和えが何とも言えない滋味溢れる味のご飯がススム君。1パック5千ウォンで持ち帰りできたので思わず買って帰りました。
おこげ専門店「イェンナルヌルンジ」
石焼ビビンバに見られるように韓国人はご飯のおこげが大好きで、おこげ味キャンディ↓などというものもあります(キャラメルコーン的な味で中々いけます)。
クッパを食べた後コーヒーでも飲もうかと歩いていたら近くにおこげ(누룽지/ヌルンジ)専門店があり、中々良い感じだったので買ってみることにします。
店名を直訳すると「昔のおこげ」。
100%国内産の米や麦で手作り、白米だけでなく玄米もあります。
積み上げられたでっかいおこげが壮観です。
これは買わない手はありません。今回は試しに一袋購入。
翌朝早速頂きました。食べ方は、器に入れて湯を掛けて暫くふやかすのも良し、私のように水から沸かすのも良し。これ自体に味は付けずにおこげの風味を楽しむのが一般的です。
見た目は微妙ですが...
流石、スーパーのものとは一味違う香ばしさでありました。
ヌルンジ自体に味を付けないのでおかずは重要。ここで、クッパ屋で買った煮干しの和え物が活躍します。また、コンビニで買ったキムチ炒めも我ながら良いチョイスでありました。
表通りには高層ビルやアパートも増えつつある孔徳ですが、ちょっと中に入ると渋い店もある良き街でした。今回の2店を目当てにまた行きます。