たまに無性に食べたくなる韓国の味覚の一つが、活けのワタリガニを醤油漬けにした「カンジャンケジャン」。仁川の老舗店で味わってきました。
ファングムケジャン/황금게장
直訳すると「黄金ケジャン」、何とも言えないネーミングセンスです。
場所
ソウル地下鉄1号線が乗り入れる電鉄線(首都圏の近郊路線)ジュアン(朱安)駅から徒歩で10分弱。
メニュー
海産物の醤油漬けがメイン。一番高い1番はアワビ、エビ、ワタリガニ。我々は2番の雌ワタリガニ定食にしました。1人前25,000ウォンはソウルの相場よりやや安い気がします。
ケジャン定食
各種おかず(お代わり自由)とワカメスープが供されます。
ドンと出てきました、主役のケジャン。左が醤油(カンジャン)漬け、右が唐辛子のタレ(ヤンニョム)漬け。1人1杯ずつを味わいます。
ヤンニョムの方は日持ちすることもあって普通の韓国料理店で出されることもありますが、醤油漬けの方は専門店ならではの味。オレンジ色の卵が口の中でとろけます。
もちろん食べ方は自由ですが、身の部分を口に入れて絞るようにムシャムシャやると綺麗に食べられます。漬け過ぎていない身の甘さが何とも言えません。韓国焼酎が進みます。
個人的にはケジャンを食べる最大の楽しみがこれ。身や味噌をある程度食べた後の甲羅に御飯を投入。
海苔と一緒にビビンパプ的に混ぜると蟹味噌の風味を堪能できます。呑兵衛だと御飯モノはパスしようとする人もいますが(私です...)これは肴になります。
ソウルナビやコネストを見ているとソウルにも専門店や有名店が色々あるようですので是非どうぞ。日本人の口にも合う味だと思います。