グルノーブルのランドーマークは「シャボン玉」の愛称で親しまれるロープウェイと言えるでしょう。その山側にあるのがバスティーユ城塞。ここからフレンチアルプスと街の対比を一望できます。
機動戦士ガンダムのやられキャラ「ボール」っぽくも見える球体のゴンドラ。
- バスティーユ城塞について / Fort de La Bastille
- 山上展望台の場所
- 丸いロープウェイでバスティーユ城塞へ
- 山上からのパノラマ
- 元祖オリンピックマスコット”Schuss”
- 洞窟の砦へ
- 下山します
- 余談
バスティーユ城塞について / Fort de La Bastille
丸いゴンドラで登ると展望台があり素晴らしいパノラマを楽しめます。山に囲まれた平野を見下ろす位置なので数百年以上の昔から重要な軍事拠点だったそう。確かに感覚的には270度以上を見渡せるロケーションでした。
山上展望台の場所
登山道もあって1時間ちょっとで登ることもできます。健脚の方はどうぞ。
丸いロープウェイでバスティーユ城塞へ
間近で見ると70年代的な「昔の未来」っぽさが素敵なゴンドラ。
中からの視界が広く観光用としては意外と合理的な形なのかも知れません。
山上からのパノラマ
赤い屋根の旧市街とその外側のコントラスト。
この時のカメラはニコンD500、レンズは高倍率便利ズームのAF-S 18-300mm。上の写真と同じ場所から望遠でここまで迫れるのは楽しい。
展望デッキ。特に入場料などは必要ありませんでした。
記念碑のレリーフで称えられる3名が戦争や政治的な英雄ではなく、アルプスを研究した地質学者というところに学研都市グルノーブルを感じます。
展望台から右手のイゼール川下流。
原子力研究所やSNCF(フランス国鉄)の車両基地、フランス大手電機メーカーであるシュナイダーの開発センターも見えます。
元祖オリンピックマスコット”Schuss”
展望デッキの案内板を見ていると興味深いイラストありました。
何やらゴンドラではない丸いキャラがいます。
初のオリンピックマスコット”Schuss”、1968冬季五輪のものです。
ググってみるとキモ可愛いというか、中には作画崩壊的なものも出てきます。真ん中の土産物、こえーよ。
因みに、ロープウェイのゴンドラが球体になったのはオリンピックの後。このキャラかにインスパイアされたのかは不明(個人的には絶対に影響受けたと思う)。
洞窟の砦へ
ゲートを抜けて更に山を登ると昔の砦も見ることができます。
某総合観光案内サイトでは「懐中電灯を持って出掛けよう!」と出ていましたがちゃんと照明はありますのでご心配無く。
下山します
ロープウェイの山上駅。
グルノーブルでは球体の写真ばかり撮った気もします。
結構スリルがあります。
余談
下りのゴンドラで乗り合わせた少年はパトルイユ・ド・フランスのキャップを被っていました。
「昨日のエアショー行ったの?」と英語で話し掛けたらお母さん共々ポカーン。掌で飛行機が飛ぶジェスチャーをしたら「ウイ、ウイ!」と笑顔で返してくれました。フランスだけでなく英語って意外と通じません。まあ、日本でも同じようなもので、急に英語で話し掛けられたら戸惑いますよね。