ポピュラーという程ではありませんが韓国でも鰻を蒲焼で食べます。また、日本同様にスタミナ食とされています。
カルビやサムギョプサルなどと同様、鰻もドンと大きいのを目の前で焼いてハサミでザクザク切って味わうのが韓国式。
この日訪れたのはホンデにある풍천장어(風川長魚)=プンチョンチャンオという店。ソウル市内にいくつか支店があります。
この店の売りは100%国内産のウナギと備長炭のような”참숯”という炭。
2匹で62,000ウォン。やはりそれなりに値が張ります。
一人一匹を贅沢に食います。
炭の참숯(チャムスッ)を辞書を引くと「堅炭」と出ました。
備長炭のような強い火力でテーブルに座っているだけで顔が火照ります。
真ん中が盛り上がった金網にドーンと載せて豪快に焼きます。
ニンニクも炙って食います。絶倫的スタミナ食であります。
こんがり焼けてきました。
「さすが上手に焼かれますね」とおばさんを誉めたら「いや、この店で私が一番経験が浅いんですよ」と謙遜。
タレは日本の蒲焼同様どちらも甘辛い味付け。右の醤油ベースは八角が効いています。八角の香りは、私は好きですが好みが分かれるでしょう。
玉ねぎの酢漬けとかエゴマの葉の醤油漬けとか。
スープもセットに含まれています。
生姜の香りも合います。
オーソドックスなキムチも美味でした。
何でも葉っぱに巻いて食べるのが韓国式。
この塩辛も絶品でした。
海苔を炭火でさっと炙り...
ライスと鰻と塩辛と一緒に巻いて食します。
韓国語でウナギは장어=チャンオ、漢字は「長魚」と見た目そのまま。穴子は바다장어=パダチャンオ、訳すなら「海ウナギ」といったところでしょうか。