サスカチュワン州の航空ショーを訪れた際、折角なので同州のプリンス・アルバート国立公園をドライブがてら巡ってみました。
Prince Albert National Park/プリンス・アルバート国立公園
サスカトゥーンの北約250kmの丘陵地帯に湖が点在しているエリアに位置します。
ドライブのお供はRAV4やCR-Vのライバル的なクラスのフォード・エスケープでした。
ハイウェイ11号を北へ向かいます。カナダのハイウェイ制限速度は120km、マイルではなくキロメートル表示です。アメリカ同様にパトカーがあちこちでネズミ捕りをやっているのでクルコンをセットして淡々と走ります。
幹線から国立公園に通じる州道へ。北海道のような甘美な道だな。
ここからNational Parkの看板。
木立越しに湖が見えたので脇道に入ってみます。
道東の阿寒湖あたりのような雰囲気の道を北に走ります。
また湖が見えたので降りてみると釣り人に遭遇。当時の旅行日記には「トラウトやパイクが釣れると言っていた」と書いていました。
鹿にも遭遇しながら更にドライブを楽しみます。
国立公園の中心、Lake Waskesiu。因みに、グーグルマップのカタカナ表記は”ワスクサイウ”湖と出ていますが”ワスキスー”が近いみたいです。
空に写っているのはトンボの大群。
この周辺はちょっとドン引きしてしまうぐらいトンボと蚊が多かった。
夕方、クルマはこんなことになっておりました...
虫の大群ポイントを脱出して湖のビジターセンターなどがある湖畔へ。
ここでコーラとソーセージドッグっぽいもので昼食。
絶好のツーリング日和、久々にバイク乗りたいなぁ。
ここの湖畔は本当に美しかった。
何故か熱く抱擁する二人。
ま、幸せになってちょ。
引き続き甘美な道の所々で車を停たり写真を撮ったりしながらのドライブ、贅沢な時間です。
サスカトゥーンに戻る道すがら、ハイウェイを外れて牧場やプレーリーを抜ける州道に入ってみます。
州道といっても砂利のダートで、スピードを出すと跳ね上げた砂利でバチバチと騒音が凄く、80キロぐらいが限界でした。
レンタカーはフォード・エスケープ
ステアリングやブレーキの感触が鋭過ぎず鈍過ぎずというフォード中堅モデルの美点はこのクルマでも健在。乗り心地、ボディーの剛性感と作りも良くて申し分の無いドライブの相棒でした。
フォードは日本市場から撤退してしまいましたが、この年2017年はグローバルで60万台以上売れた基幹車種でした。
2リッターのエコブーストエンジンもスズキのGSX系油冷にも通じる(やや極端に例えるとですが)フォード実用エンジンらしい骨太なフィーリング。少し踏み込むとゴリゴリと押し出す感覚があります。
ただ、渋滞は皆無のハイウェイや穏やかな丘を抜ける道を走った結果が10km/Lに届かない燃費はいただけません。
燃費ともかく、返却するときに寂しさを感じる愛すべきクルマでした。