日本ではエアフェスタ浜松が開かれた先週末、こちら韓国では泗川エアショーが開かれていました。10月20日(木)~23日(日)のエアショー日程の内、私は22日(土)の午後と23日(日)午前のみ観覧。今回はソウルからレンタカーで移動、ドライブも兼ねて秋の韓国も楽しんできました。
日程
- 10月21日(金):夕方、退勤後ソウル→途中の清州(チョンジュ)で前泊。
- 10月22日(土):午前中はドライブ、午後からエアショー。
- 10月23日(日):午前中のみエアショー観覧、午後は益山(イクサン)で1泊。
- 10月24日(月):益山→仁川→ソウル。午後は出勤して仕事。
今回はカミサンに加え、仁川に住む義妹も同行。3人で賑やかな楽しい旅でありました。
ソウル~清州市
今回のレンタカーは起亜のK5。現代・ソナタと共通PFのミドルクラスセダン。
忠清北道の道庁所在地、清州(청주/チョンジュ)市。SKハイニックスの半導体工場やLG電子の事業所もあり人口は約84万人。20時頃に到着し繁華街に行ったらフライデーナイトらしい賑わいでした。
アメリカン中華「好好/hoho」
ちょっと変わった店で一杯やろうということで、「好好」というアメリカン中華(何それ?)に行きます。
ハルビンビール、ではなく韓国ビールCassで乾杯。
麻辣胡瓜をつまみながらメインを待ちます。
看板メニューその1、マーボー豆腐麺。
元々辛いのに加え、胡椒がスプーン1杯分ほどのっていて激辛でした。
看板メニューその2、オレンジチキン。
なるほど、確かにアメリカの中華レストランってこういった感じのものがあります。適度な甘酸っぱさとオレンジの風味が美味でした。
ジャンクな中華レストランっぽい雰囲気も楽しい店でした。
朝食はスンデクク
翌日は朝からテジクッパの店でガッツリ食べます。
豚の腸詰め、スンデのクッパを注文。
ぐつぐつ沸いたスープに素麺を投入。
豚の頭肉やホルモンも入っていながら臭みは抑えられていて感心。
清州から泗川へ
しっかり腹ごしらえを済ませ、高速で泗川に向かいます。
韓国の高速道路は旧日本道路公団から色々と技術導入したのでS/Aや料金所のつくりも日本に似ています。
エアショー会場
泗川市内のホテルに車を置き、シャトルバスでエアショー会場に向かいます。
軍民共用の泗川空港、基地のゲートガードは元ブラックイーグルスの(塗装だけ?)A-37ドラゴンフライ。
KF-21の地上展示
今年7月にここ泗川空港で初飛行に成功した韓国国産のKF-21戦闘機。製造者であるKAI(韓国航空宇宙産業)はここ泗川が本拠地。早速誇らしげに実機を展示していました。
展示されていたのは試作3号機。
エンジンはF-18スーパーホーネットと同系統のF414。
開発費を一部負担しているインドネシア(何だかんだと払い渋っているようですが...)の国旗も描かれています。
写真だとF-22に酷似しているとの印象を持ちましたが、当然ながら実機を見るとやはり色々違います。機体形状はステルスっぽいものの、パネルの継ぎ目がギザギザになっておらず開口部は直線的で排気ルーバーが普通に設けられていたり、キャノピーに特別なコーティングは無さそうだったり、一番大きいのは塗装にステルス独特の”鮫肌”っぽい質感が無いことかなと感じました。
ステルス性が限定的であるのは勿論KAIも承知のことで(自称”4.5世代機”)武装はウェポンベイ格納ではなく吊り下げ式。
こちらは韓国空軍のF-35。弾薬が訓練弾しか無いとか報じられていましたが現状はどうなっているのでしょうか?
その他展示機
韓国空軍のグローバルホーク。
ミサイルをずらりと並べて展示するのが韓国式。ソウルエアショーでも毎回同様の展示があります。
KF-16やスリオンなど韓国エアショーではお馴染みの顔ぶれ。
事故が多発しているからか、ファントムとF-5Eの展示はありませんでした。
米軍烏山(オサン)基地から友情出演のA-10。
会場内にて
前回来た2017年は観客の少なさにびっくりしたものでしたが、今回は日本の航空祭に近い混雑にびっくりでした。
このエアショー大丈夫か?と思うほど空いていた2017年。
余裕でブラックイーグルスも最前列で見られたものでしたが...
今や日本の航空祭並みだった今回。近年のブルーインパルス同様に韓国でもブラックイーグルスの人気・認知度が確実に上がってきていることを実感します。
トイレ行列。
消防救急は韓国でも119番、警察は112番。
本格的な屋台も出ます。
羽釜で炊く牛肉クッパ。2日目の朝は市内のシジミスープの有名店で済ませていたのでここでは食べませんでしたが、こんな感じで大量に炊く店は間違い無く美味いのが経験則であります。
たこ焼きのキッチンカー。日本嫌いじゃないの?と突っ込みたくもなりますが(以下自粛...)
フライト編に続きます。