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ソウル在住の日本人が旅行,飛行機,くるま,鉄道,韓国生活について書いております。

旧正月 韓国乗り鉄紀行(1)KTX江陵線で江原道・カンヌンへ

先日からいくつか記事を書いた旧正月レンタカードライブ旅行は、ソウル首都圏の大渋滞を避けるため韓国東部・江陵まで列車で行って江陵を起点にレンタカーで周遊しました。韓国東側の江原道(カンウォンド)へ列車で行く折角の機会だったのでソウルとの往復は乗り鉄も楽しんできました。当記事はその初日、ソウル→江陵区間の乗車記録です。

今回の乗車区間

iPadで路線図にマーカーを引いたものです。基本的には時計回りの行程で、途中の太白線だけは同じ路線を往復しました。
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それから、今回の乗り鉄で私の乗車済み区間は以下の通りになりました。「完乗」などは特に意識せず、旅行や業務で乗ったのがいつの間にか... と感慨深くもあります。
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東の日本海側で途切れている東海線は今年中の開業を目指し現在工事が進められているので、完成したら青空と海が美しい時期を待って乗りに行きます。

中央線・KTX江陵線(ソウル→江陵)

この区間は平昌(ピョンチャン)オリンピックに合わせて開業したもので、五輪期間は仁川空港から直行列車も運行されていました。

ソウル駅にて

連休前日、仕事納め日のソウル駅。故郷への土産物を抱えた人も多く、気のせいか普段より華やいだ雰囲気を感じました。
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我々が乗車するのは上から3番目のKTX-EUM(이음/イウム)。イウムとは「繋ぐ」を意味する韓国語で、地域と地域を繋ぐという趣旨からの列車名だと思います。因みにハイフン(-)のことは韓国語でイウムピョとも言います。
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ソウル駅はここを起点・終着とする列車が多く、基本的にはヨーロッパのターミナルに多い櫛型のレイアウトですが、端の方には通過線もあります。
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我々の列車は14番線から発車します。
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乗車

KTXイウム型・150000系車両

ソウル発18:01→終点の江陵には20:04着。車両は昨年から運用開始した150000系。”十五万”系といった桁数の多さは韓国の電車車両ではよくあります。
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優等列車のホームが大陸式に低かった韓国も、今後は一般電車の高さに合わせる趨勢のため、格納式のステップを備えています。
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また、このイウム型150000系からは新幹線同様の動力分散式になりました。
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車内

乗車時間が長くても4時間台という韓国、新しい列車ではグリーン車に相当する「特室」が廃され、モノクラス化が進む傾向があります。確かに今回、2時間の乗車だとこの一般席でも特に不満は感じませんでした。
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ワイヤレススマホ充電器があるのは便利。
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前席バックレストには旅客機のように液晶モニターがありますが...
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モニターに流れるのは天井にぶら下がるモニターと同じ内容で停車駅の案内か聯合通信のニュースのみ。メジャーなブラウザーでネットを使えますが遅いし画面も荒い、文字入力に至っては超高難度。周辺を見回しても皆さん自分のスマホを使っており、このモニターは誰一人使っていませんでした。
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肘掛には一応コントロールスイッチやイヤホンジャックがあります。
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発車

中央線

定刻の18:01にソウル駅を発車。
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列車はソウル駅を南に進んで首都圏路線の京義中央線(ライトグリーン)に入り、急カーブを経て漢江沿いを東へ向かいます。因みに、右下のイチョン(インチョンではない)は日本人駐在員が多く暮らすエリア。
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夕刻の漢江沿いを列車はノロノロ進みます。
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ソウル東部のターミナル駅、清涼里に到着。ソウル市内で大した距離でもないのにここまで20分。一般列車の合間に優等列車の運行を押し込んだ苦労を感じます。向かいのホームの高さは通勤列車に合わせたものです。車内はここで満席になりました。
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別の機会に撮った清涼里(청량리/チョンニャンニ)駅。東京で言うと上野や新宿のような位置付けと言えましょうか。
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日没後の闇の中、中央線を南東に走ります。近郊列車の急行(JRの快速に相当)も走るところなので最高速は瞬間的に150km/hを超える程度でした。
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江陵線へ

中央線から江陵線に分岐する万鐘(マンジョン/만종)駅。江陵線の開通前までは信号所に毛が生えた程度の場所だったのか駅前には列車の到着に合わせてきたタクシーが数台停まるのみでした。
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青で示した位置が万鐘/マンジョン。ここから平昌五輪に合わせて開業した江陵線に入ります。私、上越新幹線に乗ったことはありませんがこんな感じでなのでしょうか、長いトンネルが断続するルートを高速で駆け抜けます。
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途中約20~30キロ毎に4つの駅があり列車は全駅に停車します。
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終着二つ前の平昌に到着。モニター表示の言語は韓英中日の4つ。
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平昌駅にて。
先程の駅にもあった「A」の表示は何だろうか?
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トンネルが多いので拾えたGPSデータは限られているものの、240km/h+αに到達したことは確認できました。車両としては営業運転速度260km/hが前提の設計、ということは既に300km/h+αで運行中の京釜線(ソウル~釜山)にこの車両を主力投入する前提は無いということなのでしょう。
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と、グダグダ言っている内に江陵に到着。江陵駅への高速鉄道乗り入れルートは地元で色々と揉めた結果、手前の川を越えたところから地下に入ります。
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江陵駅

気温は‐10℃以下、極寒の江陵駅ホーム。
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駅舎に入ると暖かさにホッとします。
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余談

21時前に駅近くの安ホテルにチェックイン。連休前夜の金曜日、仕事が終わってすぐにソウル駅を出発したので腹ペコ。近くの店でフライドチキンをテイクアウト。コンビニでビールも買い込んでカミサンと部屋で宴会。
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外は極寒なのに部屋はオンドルでポカポカ。水っぽい韓国ビールもここでは妙に旨い。このチキン、たぶんソウルで同じものを食べても「まあ普通だね...」という味だったと思いますが今も印象に残っています。

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