江陵からBTSのバス停などにも寄り道しながら国道7号線を北上し、束草(속초/ソクチョ)に向かいます。
洛山寺(ナクサンサ)
海沿いの岩山の上に観音様が立つ古刹。
広い境内は高低差もあって良い運動になりました。
高さ16メートルの観音様。
断崖にへばりつくように建てられた御堂。
アバイ村
朝鮮戦争で北から逃れてきた避難民、韓国で言う失郷民が定着して出来た集落。아바이/アバイとは北朝鮮・咸鏡道の方言で「お年寄り」の意味で、その昔は老人だらけだったので付いた名前だと言います。
ゲストハウスに荷物を置き、近代的な橋を渡ってアバイマウルに向かいます。
コロナ禍前はロシアとの航路が運行されていた国際フェリーターミナル。
小さな建物が密集しています。
太った老犬が何やら食べています。
自由に暮らす犬です。
集落中心の通りにはスンデ屋が立ち並びます。
このアバイ村はドラマ「秋の童話」の撮影地になったことで有名になったそうです。
갯베/ケッペと呼ばれる渡し船。
今でこそ橋が架けられていますが、かつてはこのケッペが市内側とを結ぶ交通手段でした。
ケッペの変遷。昔は柵も無い筏に沢山の人が乗っていたようです。
対岸から戻ってきたので乗ってみます。船、と言うより筏の真ん中を通したケーブルを人力で引っ張って動かしています。
運賃は大人片道500ウォン≒50円。
船頭のオヤジが鉤棒を器用に操って動かしています。
ひょいっとジャンプして対岸に降り、市内側の市場に向かいます。
オジンオ(イカ)スンデを食べる
スンデ(豚の腸詰)は朝鮮半島北部が発祥ということもあり、避難民の多い束草には多くのスンデ屋があります。
こちらの店に入ります。
とりあえずメニュー左下の豚とイカのスンデ盛り合わせを注文。
イカスンデの方は溶き卵をつけて焼いてあります。
日本的繊細さとは無縁の盛付け、彩りですが...
烏賊は柔らかく、豚の方も臭みが無くて風味は良く、人気店だけのことはあります。
干し鱈を辛く和えたものを載せても旨いし味噌を少し着けてもいけます。
地元のマッコリ。さっぱり目の味でスンデに良く合います。
追加でソモリクッパを注文。ソモリ(소머리)とは牛の頭。
それっぽい肉がゴロゴロ入っています。繊細さとは無縁の韓国料理ですがソロンタンやコムタンなどの肉系スープはしっかり下処理して灰汁を取っているのでしょうか、臭みやエグみを抑えて炊いているものが多い点は感心します。
ゲストハウス
束草ではThe House Hostelというゲストハウスに泊まりました。
海外からの宿泊客も多いようです。
オフシーズンだったので4人部屋を2人で使えました。1泊1部屋で4万ウォン。
トイレと一体の韓国式ですがバスルームも綺麗です。
共用スペース。
夜はカミサンと地図で翌日の行き先を話したりしながらビールで二次会しました。
韓国、特に地方で中級以下のホテルだとラブホと紙一重の微妙な所も多いので、中途半端なホテルよりもゲストハウスの方が快適だったりします。