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ソウル在住の日本人が旅行,飛行機,くるま,鉄道,韓国生活について書いております。

【韓国乗り鉄】(3)順天~益山~大田(全羅線・湖南線)ローカル線のディーゼルカー・再びKTXに乗車

順天で全羅線のムグンファ号に乗り換えて次の乗り換えポイントである益山(イクサン)に向かう。

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韓国では珍しい普通型ディーゼルカー。順天駅にて。

全羅線(順天~益山)

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全羅道は金大中が大統領になるまで何かと冷遇され続けた地域で、光州事件が起きた光州市は全羅南道にある。 そういった不幸な歴史がある一方、海あり、山あり、平野ありという地形から多様な食材に恵まれていることもあって食べ物が旨い地域とされている。

近郊型ディーゼルカーに乗車

順天駅にて。 乗車するのは11:20順天発→13:14益山着のムグンファ号。

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ムグンファ号なのでまた客車列車が来ると思っていたのだがディーゼルカーが入線してきた。車両鉄である私としては一種類多く乗車できるのでこれは嬉しい。

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海沿いの麗水(ヨス)が始発駅、終着駅は益山。全羅線をスルーで踏破する列車だ。

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畑や果樹園が広がる中をディーゼルカーは快調に走る。

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走っている線路は近年新たに敷設されたもので、並行する廃線跡を見ることのできる区間もあった。

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童話に出てくるような何だか良く分からない建物。

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斜面に土が盛り上がったように見えるのは墓。韓国では近年まで土葬が一般的だった。

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この車両は'90年代後半に通勤列車用として作られたのを最近急行型に改造したもの。2010年に改造されたばかりなので車内はまだピカピカだった。

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隣の車両にはスナックコーナーがあり自販機とカウンターが備えられている。

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また、同じ車両の半分はロングシートの客室になっている。

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韓国らしい造りの南原(ナンバラではなくナムウォン)駅。

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軌道検査用の車両。

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終点の益山に近づくと高層アパートが目に付くようになってくる。韓国では一戸建てよりもアパートの方が人気があり、ちょっとした規模の町でも高層アパートが何棟も建っている。

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益山到着直前の車窓より。
民家の向こうには怪しいホテルが林立しており岐阜駅近辺に何となく似ている。

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益山駅にて

こじんまりした平屋造りの益山(イクサン)駅。

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益山駅前で見掛けた何ともいえない色のタクシー。

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益山のショッピングストリート。

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一体何故?と聞きたい、ドクロがテーマのおばさん。

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たこ焼き屋もあったりして日本にそっくりな雰囲気の商店街。

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そんなに治安が悪いのか?厳重な鉄格子にガードされている自販機。

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左下に書かれているハングルは「世界の中心、益山」。パリから8,851km、ミューヨークから11,061km、北京から920kmなど、世界の中心と言う意味が全く分からない。

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CDショップの店頭では、窓の内側に貼ったポスターと窓の間にトカゲが入り込んだままミイラ化していた。

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昼食は全州ビビンバ

街にはこれといって入りたい食べ物屋がなかったので駅に戻って昼飯を食べることに。 待合室の前にあった古宮という店でビビンバ(비빔밥なので発音は”ビビムバプ”が近いかな)を食べる。

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この地域のチェーン店のようだが、流石はビビンバ発祥の地全州らしく、具がしっかりしていてとても旨かった。

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湖南線(益山~大田)

益山で西大田(ソテジョン)経由、ソウル/龍山(ヨンサン)行きのKTXに乗り換える。 ソウルに行きたい人であれば普通はこの列車を通しで乗るところだが、今回我々は最後にセマウル号に乗るというミッションがあるので敢えて西大田で途中下車する。

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KTXで大田へ

益山14:51発→西大田15:40着のKTXに乗車。

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PP式セマウル号

列車を待っているとセマウル号が入線してきた。

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前から思っているのだが、セマウル号の車両は中央が微妙に盛り上がるように歪んで見える。

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元々は食堂車だった車両。残念ながら今は食堂営業は廃止され売店などを営業しているのみ。

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我々が乗るKTX510号が入線してきた。TGV型に乗りたかったのだが車両は前日乗った新しいKTXサンチョン。

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これが本来乗りたかった古いTGVタイプの車両。

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2010年、ヨーロッパ出張の際にパリ東駅で撮った本家TGV。ライトの形など、ノーズ部分のデザイン以外はKTXとほぼ同じであることが分かる。

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西大田駅に到着

新大阪のようなロケーションの駅で、大田まで歩くのはちょっと厳しいかなと思う程度の距離がある。韓国はタクシー代が安いので大田駅にはタクシーで向かう。

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韓国乗り鉄(4)太田→ソウル PP式セマウル号に続く

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