P sign

ソウル在住の日本人が旅行,飛行機,くるま,鉄道,韓国生活について書いております。

【海外エアショー】アメリカ海軍アクロバットチーム『ブルーエンジェルス』|ミネソタ州ダルースにて/US Navy "Blue Angels"

青空が恋しくなったのでヒコーキネタを。今回はF/A-18E/F ”スーパーホーネット”に機種変更したというニュースもあったブルーエンジェルスの記録です。

f:id:Reppa:20210328192250j:plain

不定期的ながら空軍のサンダーバーズはアジアツアーで日本にも来てくれますが、海軍のブルーエンジェルスは北米大陸を出ても精々ハワイまでしか来ない。これはこちらから見に行くしかありません。その昔、1971年に小牧基地で飛んだのは歴史的でもあり黒歴史でもあり...

それはともかく、念願叶って私が初めて見たのはここで記す2017年6月、ミネソタ州ダルースで開かれたエアショーでした。サンダーバーズは2009年のソウルエアショーと2018年のRIATで見ましたが、いつか本拠地ネリスでも見てみたいものです。

2017年 RIATでのサンダーバーズ

Duluth Airshow公式サイト

duluthairshow.com

朝のエプロン

エアショーの一般客入場前にエプロンに入るツアー(有料)に参加し、朝一の準備を見て歩きます。

f:id:Reppa:20210327165820j:plain


バーズとは違い、国籍マークは入っていません。

f:id:Reppa:20210327170239j:plain


燃料は空港のタンクローリーから給油していました。

f:id:Reppa:20210327170321j:plain


美しく磨かれた機体。

f:id:Reppa:20210327170730j:plain


午後のフライトを前に地上クルーと言葉を交わすPさん。

f:id:Reppa:20210327170803j:plain


f:id:Reppa:20210418210947j:plain

テイクオフ

バーズ同様、タキシング前に行うスモークチェックも見どころの一つ。

f:id:Reppa:20210327171755j:plain


エンジン双発だけあって、痺れる轟音。

f:id:Reppa:20210327172221j:plain


演技の構成はブルーインパルスと似ており、離陸した1~4番機はループを経て観客の前をパスし「ご来場の皆様に挨拶」。

f:id:Reppa:20210327172453j:plain


間隔の近さへの執着は凄まじく、ループ中も”密集”と言ってよさそうな隊形を崩しません。これを演技の最初から最後まで維持する集中力に脱帽。

f:id:Reppa:20210327173235j:plain


5番機のテイクオフ。

f:id:Reppa:20210327173343j:plain


f:id:Reppa:20210327173339j:plain


「ここで、本日のパイロットをご紹介します」ってな感じで本日のナレーター氏。次期パイロットなのかは不明ですがユニフォームは”7番”が入った飛行服。観客の前でユーモアやジェスチャーを交えながら、軍人らしいはきはきとした口調のアナウンスが素晴らしい。また、空でクロスなどの大技を決めると観客席の子供達とハイタッチしたりと、アメリカらしいテンションでした。

f:id:Reppa:20210327200136j:plain

迫力のアクロバット飛行

先ずは名刺代わりの密集デルタ隊形。因みに英語で"acrobat"も通じますが飛行機アクロの場合は"aerobat"、形容詞では"aerobatic"と言うのが無難です。

f:id:Reppa:20210410235402j:plain


バレルロール中も密集隊形を崩しません。

f:id:Reppa:20210327223639j:plain


キレキレのボントンロール。

f:id:Reppa:20210327223728j:plain


f:id:Reppa:20210327223756j:plain

f:id:Reppa:20210327223907j:plain

f:id:Reppa:20210327224219j:plain

f:id:Reppa:20210327224539j:plain


機体のロール角を変えながら、クロスは4~5回やったような気がします。

f:id:Reppa:20210328145520j:plain


f:id:Reppa:20210328145516j:plain


f:id:Reppa:20210328145511j:plain

ブルーズと言えばこの隊形を思い浮かべる方も多いのでは。

f:id:Reppa:20210328150303j:plain


3機で行う科目は無くて、4&1+1、5&1、6機全部の科目という構成です。

f:id:Reppa:20210328150837j:plain


f:id:Reppa:20210328150841j:plain


f:id:Reppa:20210328150844j:plain


ブルーのチェンジオーバーループと同じですね。
トレイルからダイアモンドに隊形を変えます。

f:id:Reppa:20210328151232j:plain


f:id:Reppa:20210328151236j:plain


垂直に達したところで散開。

f:id:Reppa:20210328151538j:plain


感心したのがこの科目。

f:id:Reppa:20210328151720j:plain


ビタビタの間隔で#5と#6が360度ロールを決めます。初め見た時は何が起こっているのか、頭では分かっていても「一体これは??」でした。

f:id:Reppa:20210328151717j:plain


f:id:Reppa:20210328152113j:plain


f:id:Reppa:20210328152116j:plain


f:id:Reppa:20210328152109j:plain


低速でパスする2機。練習機系(T-50ブラックイーグルスを除く)では行われない演技はアフターバーナー付きハイパワー機ならでは。

f:id:Reppa:20210328152344j:plain


f:id:Reppa:20210328152348j:plain


f:id:Reppa:20210328152352j:plain


ソロでの高機動飛行。更にパワフルなスパホは何を見せてくれるのか。

f:id:Reppa:20210328153003j:plain


f:id:Reppa:20210328153006j:plain


終盤は6機での演技。

f:id:Reppa:20210328153244j:plain


f:id:Reppa:20210328153249j:plain


会場上空に四方から進入しズバズバとクロス。

f:id:Reppa:20210328153252j:plain


やはり最後はこれ。会場の盛り上がりは最高潮に達します。

f:id:Reppa:20210328153255j:plain


順にピッチアップして着陸。

f:id:Reppa:20210328153241j:plain

着陸

興奮の余韻が残る会場に帰還。

f:id:Reppa:20210328155359j:plain


f:id:Reppa:20210328155403j:plain


ノリもクルマもアメリカン。

f:id:Reppa:20210328155953j:plain


がっちり握手して敬礼してフライト終了。

f:id:Reppa:20210328155410j:plain


f:id:Reppa:20210328155349j:plain


ブルーズのパイロットは伝統的にGスーツ無し、酸素マスクも無しで展示飛行を行います。「冬も半ズボンで通す小学生」的な美学?

f:id:Reppa:20210328155352j:plain


目ぼしい観光地の無い(失礼...)ミネソタまで行った甲斐があった、ダルースエアショーのブルーエンジェルスでした。

ブルーズ以外のフライト

にほんブログ村 その他趣味ブログ 航空・飛行機へ
にほんブログ村