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【イギリス】ファンボロー航空ショー(4)軍用機系の飛行展示|ハリアー, F-16,レッドアローズ

本来の趣旨がトレードショーであるファンボローなので最新鋭の軍用機がデモフライトをガンガン行うと期待して行くと肩透かしかも知れません。やはり、ミリタリー系の機動飛行を見たければ朝から夕方までゲップが出る程飛ばし続けるRIATに行くのが一番でしょう。個人的にはハリアーとB727のデモフライトがファンボローでの収穫でした。

<前回編>

ハリアーII/スペイン海軍

エアショーのプログラムでは"AV8B Harrier"となっていましたがスペイン海軍での呼称はハリアーIIではなく"EAV-8B マタドールII"。因みにスペイン語で"Matador"とは「牛に止めを刺す主役の闘牛士」だそうです。EAVのEは "España"のEでしょうか。


離陸は普通に滑走して上がります。



旋回してハイスピードパス。


兵装無しで飛んでいることもあり旋回半径はかなり小さいと感じました。ベイパーを上げながらの360度ターン。




腹ビレのような2枚のフィンは胴体下のハードポイントを高温のブラストから保護するためのものでしょうか。


機動飛行の後はノズルの角度を徐々に下げて速度を落とし、得意技の空中停止に移ります。



転回して観客席の前をゆっくりパス。小柄な機体から鼓膜にビリビリ響く轟音に会場アナウンスも聞こえません。


騒音が大き過ぎるからか、少し遠ざかってホバリング。それでも充分うるさいですが。




メラメラの中を着陸。


F-16/アメリカ空軍

イギリスのエアショーなので英空軍のタイフーンは飛ぶかと思っていたのですが、ハリアー以外の戦闘機系で展示飛行を行ったのは米空軍のF-16だけでした。まあ、地元イギリスのファンからすれば見慣れた自国機よりも外国機が飛んでくれる方が嬉しいかも知れません。





背中の空中給油レセプター部に黄色いペイントのようなものが付着しています。これ、何でしょうね?


三沢のF-16ばりのスピード感溢れるデモフライト。テールコード”SP”を調べたところドイツ・Spangdahlem/シュパングダーレム基地と出ました。





Pさんが手を振りながらスローパス。


終盤のハイスピードパス。


レッドアローズ/イギリス空軍

公式サイトにもレッドアローズは"Fly Past"と出ていた通り、フライパスを披露したのみで飛行展示は行いませんでした。



やはりレッズは大人気。






Pさん、何があったのですか...


カラースモークをチェックして3機ずつ離陸します。




最後の3機はカラースモークON。


この日は隊形を変えながらフライパスを3回実施しました。





最後はピッチアップして散開後に着陸。


>ファンボロー編ラストに続きます。

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