ドイツ空軍のユーロファイター・タイフーンが先日来日しました。9月28日(水)~9月30日(金)という平日だったにもかかわらず百里基地周辺は三脚が林立したとのこと。それにあやかって(?)今回は私がRIAT 2017と2018で撮ったタイフーンを振り返ります。
それにしても空自のこの写真良いですねぇ。
JASDF/航空自衛隊HPより。
イギリス空軍のタイフーン
2018年、英空軍創設100周年記念のスペマ。
ダッソーのラファールもそうなのですが、A/Bオンになると炎が「ボワッ」ではなく瞬時に「カッ」と点く気がします。
機首のカナード翼は効果絶大で、
外から見ていてもノーズからグイグイと小さい半径で旋回します。
アクロチームばりに間隔が近い。お見事!
こちらは更に天気が良かった翌日のフライパス。
雲が無いとフォトショップで等間隔に貼り付けたようにも見えてしまいます。
イタリア空軍のEF-2000
第二次大戦のホーカーの”タイフーン”を想起させるのでイタリアやドイツでは単に”ユーロファイター”か”EF-2000”が呼称なのだそうで、イギリスも人が悪いですな。
RIATではイタリア空軍も気合の入った機動飛行を見せてくれました。
効果絶大のカナード翼ですが、地上では視界を妨げるのでタキシング時は角度を下げて運用されます。
ドイツ空軍のユーロファイター
英伊より若干青み掛かっているように見える色調の独空軍ユーロファイター。
随伴機のA400M。画像だとC-130と似た雰囲気ですが現物はかなりのデカさ。
2017年のRIATにて。
複座型(奥)との参加でしたがデモフライトは無く地上展示のみ。それらしいキーワードで検索してみてもドイツ空軍機がRIATで機動飛行する模様は見当たらず、地上展示か飛来・帰投ばかり。先の大戦敗戦国として遠慮しているのか、或いは、メルケルおばさんに予算を締め付けられたせいだったのか?
NTM=NATO Tiger Meetのスペマ。
ユーロファイターの原型?...ドイツ博物館・別館にて
米独が共同開発したX-31。FBW技術や、それに付随するカナード翼の検証のために作られた実験機。
エンジンは単発ですが機体のレイアウトやエアインテーク形状はEF-2000に通じるものがあります。