望遠(マンウォン)市場を歩いていたらショーケースに多種多様なマッコリがずらりと並ぶ、雨耳楽(우이락/ウイラク)という店が目に留まりました。
前回編
韓国ではチヂミ(韓国では一般的に”전/ジョン”と言います)にはマッコリが最も良く合うと考えられており、私もその通りだと思います。また、チヂミを焼く時のプツプツとした音が雨音に似ているので「雨の日はチヂミを食べたくなる」のだそう。こちらの店名「雨耳楽」もそれに因むものだと思います。
店のシンボルもカエル。
かなりの人気店なので入口前の端末(韓国語のみ)でウェイティングの受付をします。自分の順番はカカオアプリから確認できます。我々は14時半頃に受付して入店したのは16時過ぎでした。
順番が近付いたのでどのマッコリを飲むか、カミサンと娘と家族会議して品定め。
1本2万ウォン以上の高級品や...
トウモロコシやサツマイモ、果物系ではピーチ、ミカン、バナナ、メロンといった個性派もあります。
札には味の特徴が5段階で表示されています。参考まで上からそれぞれ...
단맛:甘さ
신맛:酸っぱさ
청량감:清涼感
바디감:ボディー感... となっています。
やっと順番が来て入店。若い人が多いな。たぶん我々夫婦が最高齢でありました。
玉ねぎが入ったチヂミ用ソース、青唐辛子の味噌和え、砂糖をまぶした揚げ昆布が初めに出てきます。
注文はタッチパネル式。
注文したのは真ん中のチヂミ盛り合わせ+肉チヂミハーフ+肉詰め唐辛子揚げセット。38,000ウォン也。
1本目は娘のチョイスで蜂蜜マッコリ。
甘ったるくなくて爽やかな味わいが意外。料理にも良く合い美味でした。
ランチョンマットの紙は各マッコリの味分布図。
当店の看板メニュー「고추튀김」、ジャンボ唐辛子の肉詰め揚げ。
店頭でテイクアウトでも売っています。
青唐辛子(辛くはない)はキュウリほどもある太さ。詰められた挽肉のふわふわ感と衣のサクサク感のコントラストが実に美味。
メインのチヂミ。
薄切り豚肉のチヂミ。
3万8千ウォンでテーブルが一杯になるボリューム。右上に写っているのは野沢菜のキムチ。
2本目は人気ランキングTOP 5、甘さ度数ゼロと表示されていた송명섭/ソンミョンソプというマッコリ。飲んでみると確かに甘さはゼロで日本酒にも通じる複雑な苦み的な味はあるものの香りや旨味が際立つ訳ではなく、一回飲めば十分かなといった感じ。
この望遠市場には他にも”安い 早い 美味い”で有名な手打ちカルグクス店もあり、拙宅から30分弱のロケーションでもあるので、また折に触れて紹介します。