平昌オリンピックを目前に控えたソウル。一昨日地下鉄に乗ったら何か雰囲気がいつもと違います。
車両の床がカーリングのラッピングになっています。
他の最後尾の車両にも行ってみます。
マスコットのスホランとバンダビ。虎とツキノワグマです。
韓国語で虎は호랑이=ホランイなのでスホランの方は分かります。
頭の"ス"は韓国語の守護・수호=スホ、国の守護神的な存在と掛けている由。公式サイトによると...
『オリンピックの頼もしい友達スホランの名前は、オリンピックに参加する選手、参加者、観客の皆さんの保護を意味する“スホ”(守護,sooho)と、ホランイ(虎)と江原道旌善アリランを象徴する“ラン”(rang)という意味を含んでいます。』
...だそうです。
バンダビの方は、韓国語で熊は곰=ゴム(ムはmの子音で止めます)なのに何だろうと公式サイトの説明を読んでみると...
『ツキノワグマは意志と勇気の動物です。パラリンピックの大切な友達、バンダビの名前は半月(バンタル)を意味する“バンダ”(banda)と対話を意味する“ビ”(bi)という意味を含んでいます。』
...とのこと。
半月は確かに반달/パンダルですが、ビが”対話”というのはちょっと端折り過ぎで「対話を記念/祈念する"碑=ビ"」とすべきでしょう。
う~ん。ネーミングの由来は韓国語についてある程度知識が無いと説明されても理解不能かと思います。
ともあれ、他の車両にも行ってみました。この車両はスノボがテーマ。
こちらはスキーのジャンプ。
ボブスレー。
凹凸のある場所にも器用にきれいにラッピングしています。
夜のニュースを見ていると確かにオリンピック前の現地の様子も伝えていますが、それよりも北朝鮮からの訪問団についての方がずっと扱いが大きくて、何だか平昌五輪が北にジャックされているように感じたりもします。
因みに車両の外側はラッピングも無く普通でした。ソウルメトロはほぼ全駅でホームドアが設置されているのでラッピングしても意味が無いからでしょうね。