発売以来品薄が続いていたD850ですが、先日一時帰国した際に漸く手に入れました。ニコンが生産量を無理に増やさないこともあるのでしょうけど、35万円もする4575万画素のハイスペック機の販売が発売後半年経っても絶好調とは凄いことです。
前回12月に一時帰国した際に買おうとしたのですが、その時点でマップカメラに問い合わせたところ大体2か月待ちとのことでその時は断念。今回は1月下旬に予約したら2月20日頃に入荷の連絡があり、取り置きをお願いして無事購入した次第です。
如何に安く買うか?...海外在住者の特権、免税で購入
以前D500を購入した際(以下リンク)と同様、今回も免税で購入しました。
D850だけでなくタムロンの24-70mm F2.8、そしてソニーのサイバーショットRX100M3の中古品も購入したので税込みでの合計購入額は50万円オーバーという大きな買い物になりましたが免税で4万円近くの消費税を節約できました。また、D850購入によって不要になるD750をはじめ、断舎利も行いました。
買ったもの・売ったもの...最終的な支払い額は15万5千円
今回買ったものと売ったものを表に纏めてみました。
マップカメラの買取優待クーポン(3%UP)と下取り優待(通常10%、今回はキャンペーン中で15%UP)特典を活用してまあ納得の買い物が出来たと思っています。
D850の第一印象
直近まで使っていたFX機であるD750は840g。これに対しD850は1,005g。やはりそれなりにずっしり感はあります。ただ、今回同時に購入したタムロン24-70mm f2.8とのバランスが良くて「重たいなぁ」とまでは感じません。
正面からの形は「なで肩」で、ちょっと"ジャミラ"っぽいキヤノン的なテイストも感じます。
D500と並べてみました。
ニコンD50から始まった私のデジイチライフ、ついにDX・FXフォーマット機として最も尖がった2機種を持つに至りました。腕は一向に上達しませんが。
やはりフォーマットサイズの違いを感じるのがペンタ部分。プリズムの大きさが違うので高さと形はかなり異なります。
操作系のレイアウトはD500と全く同じです。D500からISO感度設定ボタンが右手のシャッター側に移って最初は戸惑いましたが使い慣れると合理的な変更だと実感しています。
これもD500同様、ボタンにもイルミネーターが付いています。最初は別にここまで光らせなくてもと思ったりもしましたが、意外に重宝しています。
上面液晶の表示項目はニコン上級機に共通のもの。
こちらはD750。ボディーの厚みを極力薄くすべく縦寸法を抑えたかったのだと思いますが表示項目がかなり簡略化されています。詳細はinfoボタンを押せば背面液晶で確認できるものの画質モード(RAWやL Fineなど)の表示が無くて設定を瞬時に確認できないのが不便でした。
ニコン高級機の証とされる丸型アイピース。キヤノンなどはEOS-1Dのような最上級機でも角型なのでファインダーの機能自体にメリット・デメリットがある訳では無さそうですが、各社思想の違いが面白い部分であります。
やはり有れば便利なチルトモニター。モニターは勿論タッチパネル。
メモリーカードはSDとXQDのデュアルスロット。XQDカードはD500用に128GBを2枚と64GBを1枚(共にレキサー製)持っていて、航空ショーでの連写はXQD、それ以外はSDという風に使い分けています。尚、レキサーはXQDだけでなくメモリーカード事業自体から撤退するとのことで、当面ソニーしか選択肢が無いのが不安です。
バッテリーの型番がD850からEN-EL15aになり、色がグレーに変わりましたがD750やD500用の黒いEN-EL15と共用できます。但し、D500発売時に問題になったようにLi-ion01と表示があるものは放電特性が異なっており、D500で使用すると数十枚撮っただけでバッテリー切れになります。
D850+タムロン24-70mm f2.8 G2での撮影例
韓国に戻る前に日本に住む娘と合流して北陸方面に行きました。未だ本格的に撮っていない段階ですが数枚載せます。
五箇山の合掌造り集落にて。
上の写真の真ん中の家屋を等倍でトリミングしたもの。絞り優先でf/8、ISO: 100、S/Sは1/400secです。
優しい甘さが旨かった胡桃餅のぜんざい。
東尋坊にて。
先ずはJPEG撮って出しです。純正レンズ以外はボディー側からのレンズプロファイル補正が無いこともあり、水平線がちょっと歪んでいます。
RAWデータをLightroomで編集してみました。Lightroomのレンズプロファイルを適用しています。RAWデータのサイズはこの写真で51MBもあります。
以上、先ずは購入の顛末と第一印象でした。