昨年12月、娘が冬休みを利用してこちらに来た際にホンデ/홍대(弘益大学)駅近くに出来たKakao Friends Concept Museumに行ってきました。
韓国ではLINEよりもカカオトークの方が圧倒的に人気でカカオストアはソウルに何箇所かありますがホンデのミュージアムは5月28日までの限定公開なのだそうです。
入場~館内
ミュージアムはWebで予約した上でチケットを購入します。入場料は3千ウォン(≒300円)ですので大した金額ではありません。
日本語のオーディオガイドもありました。
カカオフレンズのキャラクター画などの展示は他愛無いと言えばそれまでですが、日々カカオトークを利用していることもあって楽しめました。
カカオフレンズのキャラクター
紹介文の韓国語を少し訳してみました。私の直訳なのでぎこちないですが…
『それぞれの個性と人間的な魅力を持つ8匹の友達。ライアン、ムジ、アピーチ、フロド(韓国読み=プロド)、ネオ、チューブ(同=テュブ)、コン、ジェイG、8人のキャラクターは独特でありながらも私達の周りで親しげに見ることが出来る友達の姿に似た、幅広い共感を形成し愉快な笑いを贈っています。私達とそっくりな友達の様々な物語を聞いてみて下さい。』
一番人気の”ライアン”
これも直訳です。
『タテガミの無い雄ライオン。慰め(韓国語だと"慰労"という漢字語ですが"癒し系"ということでしょう)のアイコン。信頼のおける助言者です。アフリカのドゥンドゥン島の王位後継者だったが自由な生き方に憧れて脱出したボヘミアン。「"尾が長いと捕まる"("悪事を重ねると罰が当たる"という韓国の諺)」ので、尻尾も短い。ガタイが大きく無愛想だけど、か弱く繊細な少女の感性を持つ、意外な魅力の持ち主です。』
ムジ & コン
アピーチ
フロド
ネオ
チューブ
ジェイG
キャラクター作りの説明
これも訳してみました。
『カカオフレンズ開発初期、最も主眼点を置いたのは情緒的な共感を高め、心理的拒否感を下げることでした。このため、人々から普遍的な好感度を確保している動物を選択して性格を付与し擬人化するという過程を経ました。その結果、一次的には...
- ホラ吹きのひどい子犬(フロド)
- 高慢な猫(ネオ)
- 肯定のアイコンで有るウサギ(ムジ)
- 小心なアヒル(チューブ)
...が開発されました。以後、更に多くの隣人たちが共感出来てカカオフレンズを楽しめるようにするために、最初に開発されたキャラクター達が持っていない性格を分析し、これに基づいて...
- わんぱくな桃のキャラクター(アピーチ)
- 繊細なモグラ(ジェイG)
- ミステリアスなワニ(コン)
- 黙々とした助言者の獅子(ライアン)
...を追加開発しました。何よりも、これらが魅力的な理由は人間的な憐憫と共感を感じることができるトラウマを隠しているからです。』
敢えてなるべく原文に忠実に訳してみましたが、まるで翻訳ソフトを通した論文のようなぎこちなさですね。「情緒的」「高慢」など、日本語ではこういった場面で使わない漢字語です。また、「憐憫」という言葉は日本語とは違うニュアンスで使われているようです。文法的に韓国語は日本語と似ていますが、漢字ベースの言葉の使い方や使うシチュエーションが違う場合がよくあって私も苦労しています。
イモティコンの原画など
次に進みましょう。 こんな感じで色々なイラストが展示されています。
卒アルとか。
韓国らしいのがこれ。
徴兵で軍隊に行くにあたってアフロから坊主頭になったジェイG。
キャラの原画や、ボツになったキャラ案の展示。
確かにボツになるのも分かるなというのもあれば、これ悪くないじゃんというのもありました。
幼い頃は少しタテガミがあったライアン。
皆、同時期に生まれ育ったという設定のようです。
パラパラ漫画の原理で回すと絵が動きます。
Kakaoコラボグッズ
栄養ドリンク好きの韓国人。これは活命水という二日酔いドリンク。
日用雑貨など。
ミュージアムショップ
一瞬サザエさん一家に見えたチョコ。
訪れたのはクリスマス前でした。
カカオストア・ホンデ店
クリスマス前で大行列でした。
入場制限しているものの店内は大混雑。
塗り絵の本。アビイロードですね。
ライアンカフェ
江南ストア同様、ここも上階にカフェがあります。
マカロンとカップケーキを注文。
食べるのを躊躇いますが...
甘過ぎなくて美味でした。
今回訪れたミュージアムは5月28日までの期間限定です。