三菱自動車の企業博物館「三菱オートギャラリー」訪問記の後編です。

<前回編>
三菱500~ギャランGTO~ディアマンテ
2番目の展示エリアは高度成長~バブル期にかけての車両が展示されていました。


アルファロメオ風にもセリカLB風にも見えるプロトタイプのギャランGTO R73X。


もし市販されていたらもう少しデチューンされていたものと思いますが、当時のF2000かF2用ベースのDOHCエンジンを積んでいて馬力は180psもあります。


リアスポイラーは運転席からワイヤーで角度調整できるギミックが泣かせます。トランクリッドの開閉はどうなっていたのだろうか。




ギャランGTO MRは小学生時代にプラモ作った記憶があります。

逆スラントノーズはこの辺りが元祖でしょうか。

リアはダックテール。


コクピット感を狙ったインパネは三菱小牧の航空機を見に行って参考にしたと言います。


DOHCが憧れの的だった時代であります。

GTOの弟分「ミニカスキッパー」。
上級車のヒットを受けて軽バージョンを作るという流れはパジェロミニや今のデリカミニと同じ(苦笑)と思いきや、GTOもスキッパーも1969年の東京モーターショーでの発表だったことから並行開発だったと思われます。

2代目CR-Xやプリウスのようなリア面のウィンドウ(三菱ではスクープウィンドウと呼ぶ由)は国産車初だそう。

ガラスハッチというのも凝っています。


時代が前後しますが1960年発売の三菱500。今見ると日産パイクカーのBe-1やPAO、フィガロなどにも通じる独特の魅力があります。




マカオGPでクラス優勝(しかも1-2-3フィニッシュ)したこともあるんだな。


コルト600コンバーチブル復元車。1992年にFFミニカの足回りにボディを載せて復元したものなのでタイヤとホイールが立派に見えます。




これも逆スラントノーズのディアマンテ。

昔は大衆車も立派なエンブレムを付いていたものです。



モータースポーツ系
3番目の展示エリアには4台のラリーカーが展示されていました。







1974年と1976年サファリラリーで優勝したランサーGSR。

グループB規定準拠で1984年に登場するも、開発が難航して200台の生産義務を果たせなかったスタリオン4WDラリー。

リアスポイラーにオイルクーラーが内蔵されています。

1985年パリダカで優勝したパジェロ。



1995年のランエボIIIとエンジン。


カフェとショールーム
更に奥にはカフェがあります。

書棚の上に三菱重工製の航空機MU-2が載っています。

一通り見たところで構内を守衛室まで歩き入門証を返却。正門横のPHEV Worldというショールームで帰りのバスを待たせてもらいます。

トライトンの2025年アジアクロスカントリーラリー優勝車。

パイクスピークに出場したEV。

2007年ダカールラリーのパジェロエボリューション。三菱は1,2,5フィニッシュだったそう。


以上が三菱オートギャラリー訪問の記録です。元々は50台近い展示車をびっしり並べていたのを2017年のリニューアルを機に数を絞ってしっかり見せるコンセプトに改めた由。もう少し台数を見たい気がしたのも正直なところですがGTOのプロトタイプなどを見たりもできて行った甲斐がありました。
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尚、展示パネルに付いていたQRコードが元三菱のデザイナー有志の方々による「三菱カーデザインの軌跡」へのリンクで、非常に読み応えのある内容です。