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ソウル在住の日本人が旅行,飛行機,くるま,鉄道,韓国生活について書いております。

【三浦半島】標高200m・三浦富士~砲台山~武山を低山ハイク

ヨーロッパ旅行編は一休みして今回は日本で低山ハイクに行った記録です。日本滞在の機会に家内と三浦半島に行ってきました。

三浦富士・登山データ

先日購入した山渓社さんの「湘南ハイク」を参考にしました。

www.yamakei.co.jp


京急長沢駅で下車し津久井浜駅に戻ります。登山口での時刻は11:15、津久井浜駅に14:45到着といったところでした。

京急長沢駅~登山口~三浦富士

久里浜を過ぎると単線になりローカルムードが楽しい京急線で京急長沢へ。


駅前のセブンイレブンで飲み物と食べ物を購入し登山口へ。


団地を抜けて少し歩くと登山口。ここでストックを伸ばして登り始めます。


一昨年、ソウルの冠岳山に登ったのをきっかけに登山を始めた我々夫婦。以来、韓国の山はソウル5名山など登ってきましたが日本の山を登るのは初めて。足元が岩やガレ場が多い韓国の山しか知らなかったので、土に落ち葉が積もった道が続く日本の山の感触は新鮮。「おー、フワフワだ~」「足が楽だ~」と登り始めます。


しかし、傾斜が強くなると前日の雨と積み重なった落ち葉で滑りやすく「これはこれで大変だね」などと言いながら登っておりました。


あちこちにキノコが生えていました。


30分程登ったところで傾斜が強くなりロープ場。


登り切った辺りでYRP野比からのコースと合流。因みに”YRP”とは横須賀リサーチパークのことだそう。


ここまで殆ど森の中でしたが、やっと木立越しに海が見えてきます。


階段を登ると三浦富士の山頂。


登山口から約40分で登頂。GPSによると麓との標高差は約180mでした。


標高は200m程度ながら遮るものが無く中々の眺望。


浅間神社奥宮の素朴な祠があります。


三浦富士~見晴台~砲台山

ここからは標高差50m程を下って稜線沿いをまた登り、見晴台に向かいます。


先を歩く家内が悲鳴を上げるので何かと思ったら体長1m以上ありそうな立派な蛇。藪に身を隠す姿を何とか証拠写真に収めます。


元々は砲台山を築く際に拓かれたものか、途中からはアンテナ塔作業車のものと思しいタイヤ痕が残るやや広い道を歩きます。


見晴台に到着。晴天もあって実に良き眺めです。


伊豆大島も見えます。


納豆巻きを食べながら小休止。


続いては武山へのコースから一旦外れて砲台山へ。


昭和初期に海軍が砲台を築いた遺構。なるほど改めて地図を見ると東京湾の入り口に面した位置にあります。


隣に立つのは海上保安庁のアンテナ施設。

砲台山~武山

三浦富士~武山のメインルートに戻ります。見事に広がって生える木に遭遇。


Googleレンズによると「スダジイ(すだ椎)」のようです。


この日最後の登り、階段を歩いて武山を目指します。



そして武山の山頂に到着。


トイレが併設された展望台から360度を見渡せます。


三浦半島の剱崎と房総半島。


YRPのNTT研究所。


横須賀港と市街地側。

遠くに見える「SUMITOMO」のクレーンは住友重機械の造船所、ということは左隣が閉鎖が取り沙汰されている日産の追浜工場かと思います。


遠くには横浜も見えます。

武山~津久井浜駅へ下山

武山不動院にお参りして下山します。


津久井浜駅側はロープ場や滑りやすい区間もあるものの概ね歩き易い道でした。


ミカン園などが続く集落まで降りたところでストックを畳み、長閑な田園の中を駅に向かいます。


麓側にはキャベツ畑が広がります。


最後は川沿いを歩いて駅に到着。要所要所でハイキングコースの看板が出ていて助かりました。地元団体に感謝です。


登山後の一杯

久里浜で横須賀線に乗り継いで帰還し、韓国で登る際と同様に「反省会」と称して一杯やります。


厳密に言うと私は学生時代の北海道ツーリングの際に黒岳と旭岳に登ったことはありますがそれは昔のこと。日本の山を歩いてサッポロを飲み、焼き鳥をつまむのは日本人ながら新鮮でありました。

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