ラーメン愛はかなりのものと自任する私ですが、東京勤務の経験もあるにも関わらず二郎は未踏破でありました。先日の東京訪問の際、遅れ馳せながら三田の二郎本店で食べてきました。
ラーメン二郎・三田本店...二郎で朝食を
本当に慶応大のすぐ横なんですね。朝8:30から営業とのことで行列を避けるべく9時前に到着。
田町駅からの途中に見えた東京タワー。お上りさんなので勿論写真に収めます。
慶大前の横断歩道を渡って左へ。
慶大グッズなどを売る建物を過ぎると三角地の細いビルが見えてきます。
貼っている政治家のポスターは共産もあれば維新もあったりしてウィングが広いですな(慶応OB繋がり?)。
平日金曜日朝の8時45分頃でも数人並んでます。客層はガテン系の兄ちゃんからひょろっとしたオタク風の青年、中小企業の社長風のおっさんなど多様。女性はいませんでした。
二郎のラーメン”小”
よく分からんので行列後尾の人に「食券って先に買うんですか」と聞いたところ親切に教えてくれました。
ラーメン小の食券を購入。それにしてもこの御時世に600円って安過ぎないか?
店内の写真撮影は差し控えました。そんな雰囲気じゃないと思ったので。唯一撮ったのは外からも見える慶大OBからの感謝状。
「二郎コール」に感心
並び始めてから15分程で、とても丁寧な言葉遣いのお兄さんに促されてカウンターに着席。ジロリアンから”総帥”と呼ばる創業者の山田拓美さんもカウンターの向こうでてきぱきとお仕事されていました。
所謂「コール」は聞かれてから、というのは予習していました。所見の店はデフォルトで臨むというポリシーなので私は「ニンニク入りで」とコール。左隣は中肉中背のオッサン、右は体格の良い若者で、二人とも慣れた感じで「多め」「辛め」とか「マシマシ」と言うのを聞いてちょっと感動。
私が注文した小ラーメン・ニンニク入り。
なるほど、聞いてはいたけど小でもかなりのボリュームだな。
野菜の下から麺を引きずり出すと割り箸よりも幅の広い麺が出現。レンゲは無いのでスープを一口味わおうかと丼を持ち上げると脂べったり。ウェットティッシュ持参推奨の意味を思い知りました。
両隣がどんどん食べ進めるので少々焦りながらも、私の方は中々減りません。
食べ始めて5分、登山に例えるならまだ3合目といったところ。両隣は既に5合目を超えているようで焦ります。
クタクタの野菜、化調感を隠さないしょっぱいスープに大量のぶっとい麺が織りなすハーモニー、もとい、不協和音に近い「何か」に中毒性のヒントのようなものを感じながらも、箸を動かすペースが下がるのを自覚します。
食べ始めてから15分、ここでギブアップ。参りましたm(_ _)m
敗因
天下一品なら今でも無理無く「チャーシュー麺こってり大」を完食する私がここで撃沈したのは何故だろうか?自分なりに考えてみました。
- 聞いてはいたものの矢鱈としょっぱいスープにびっくり。普通のラーメンとは違い二郎のスープは積極的に飲むものではないとの前提で臨むべきだった。
- なるべく麺、野菜、チャーシューをバランス良く口に運ぼうと心掛けたつもりだったが前半は野菜に集中し過ぎた。そしてその間に麺はスープを吸収していた。
- 起床2時間以内に超絶ボリュームラーメンは私のバイオリズムに合っていなかった。
外に出て手を拭いつつ、やや呆然と見上げる二郎本店。
貴重な経験だったけど一度でいいな、と心の中で呟きながら田町駅に向かいます。
しかし...
不思議なもので数日経つと「あれは一体何だったんだ??」との想いが首をもたげてきました。これって危険で、天下一品も初回から「美味しいね」という人は意外にハマらず、「ナニコレ?」と感じた人が再確認のため再訪するうちに中毒化するという説があり、まさに私がそうでした。ということでまた再確認に行きます。次回は麺半分にしますね。