チャイナタウンの中華料理を食べがてら、仁川市街西端の月尾島(월미도/ウォルミド)に行ってきました。
月尾島の場所
仁川空港のある永宗島(영종도/ヨンジョンド)の対岸側に位置します。名前の通り昔は島でしたが100年近く前に埋め立てによって市街地側と繋がった由。貨物船の埠頭だけでなく公園や遊園地もあって仁川では数少ない観光地となっています。
月尾「海列車」
바다열차/パダヨルチャ(海列車)という観光用の交通システム。乗車券はその場での購入不可でネットで事前購入が必要です。料金は大人8,000ウォン/人。
ソウルメトロ1号線が乗り入れる京仁線の終点、仁川駅。
仁川駅のすぐ隣が海列車の駅。
GTXという鉄道新路線の工事が進んでいます。
3階の端末でチケットを発行します。
4階の乗車ホーム。反対側が降車ホームになっているのですが乗車側に線路がありません。これは如何に?と思いきや...
乗客が降りたら線路丸ごと乗車側に水平移動させるという荒業でありました。
仁川駅から島内までは複線、島内は反時計回りの単線。途中3つの駅が設けられており1回だけ途中下車と再乗車が可能です。
発車すると船から降ろした粉製品を貯蔵するサイロが立ち並ぶエリアを通ります。こちらは日本統治時代は日本製粉の仁川工場だった大韓製粉。
世界最大の屋外壁画
貨物船が停泊する埠頭を進むと「野外にある世界最大の壁画」としてギネス認定されたサイロ群が見えてきます。
少年が大人に成長してゆく過程が壁画のテーマ。
巨大なサイロの前ではトレーラーが小さく見えます。
帰路、海側からのショット。
本の背表紙を模した壁画アートに要した塗料は約85万リットルだった由。
ウォルミ文化通り
島内エリアに入ります。
海洋警察の巡視船や...
屋上の家庭菜園などを眺めながら海沿いのエリアへ。
「月尾文化の街」という駅で途中下車して海沿いの観光エリアを少し歩きます。
昭和な雰囲気の遊園地。
立ち並ぶ店も昭和の観光地的な風情。
刺身屋さん。
「サシミせんもんてん」と書きたかったのでしょう。
この日はチャイナタウンで食事するので刺身は食べずカフェで一休みします。
コーヒーもパンも中々の味。월미도레미/ウォルミドレミというカフェでした。
遊覧船の向こうに見えるのは仁川市街地と空港島を結ぶ仁川大橋で、総延長は20キロ以上あります。
韓国は日本以上にゆるキャラ好き。
仁川市内へ
韓国移民史博物館を見て再び海列車に乗り、市内に戻ります。
輸出される中古車。
製粉会社の社宅でしょうか。日本時代の長屋街跡地に建てられたアパートなどを見ながら仁川駅に戻ります。
そして仁川に戻りチャイナタウンの中華屋で宴会やりました。
最後に
運賃8千ウォンは少々高いようにも感じますが、壁画サイロは近くからだと見辛いので全体をしっかり見るならやはり海列車に乗るのが一番かと思います。