昼間は観光して夕方から沖縄料理で一杯やるという毎日を過ごしたこの時の沖縄旅行、終盤2日間は牧志市場2階の食堂にハマりました。「持ち上げシステム」なるものがあり、1階の鮮魚店で選んだ魚を2階の食堂で捌いたり、肉ならステーキやしゃぶしゃぶにして提供してくれます。
那覇・市場本通り。
この時の牧志市場は建て替え工事中で来年春には完成の予定。入居していた店舗は現在仮設建物で営業しています。
あごひげがそう見えるからと名付けられた「おじさん」とか、鮮魚を見ているだけでも楽しめます。
ハリセンボン。居酒屋「ちゅらさん亭」で唐揚げを食べました。美味です。
その中でも目立つ鮮やかなブルーの魚体のイラブチャー。「アオブダイ」と併記されていますが、食用魚のバイブル的サイトのぼうずコンニャクによると厳密には「ナンヨウブダイ」です。
1階の鮮魚店で魚を選び、2階の食堂に案内してもらいます。
沖縄ですが「道頓堀」。店主の祖父が大阪から引き揚げた方で、食い倒れの街にあやかって名付けた由。ちゃんと公式サイトもあります。
さて、イラブチャーです。せっかく一匹買いしたので無理を言って姿造りにしてもらいました。
皮目に旨味があるので湯引きにして出してくれます。
青は食欲減退色と言われ、私もそう思いますが、イラブチャーは上品な味で妙なクセも無く旨い魚です。
生中が安くて助かります。この時(2014年)は350円だったと記憶しています。今回サイトを見たところ今も400円と良心的と感じます。
これも1階で買ったウシエビ。シンプルに塩焼きにしてもらいました。肉厚の身とミソが良い感じです。
これも印象的だったイカと青菜のイカスミ炒め。ラードでガッと炒めているようで風味が独特でした。次に行ってもまた食べたい一品です。
何貝だったか忘れましたがバター炒めにしてもらいました。
酒が進みます。泡盛はボトルもありますが家内と2人では飲みきれないので久米仙のカップ水割りにします。
青菜のチャンプルー。
島豆腐+スクガラス。
大満足だったので翌日も再訪。
連日姿造りだと散財し過ぎなのでこの日の刺身は盛り合わせにします。
ミミガーのピーナツバター和え。
ナーベーラー(ヘチマ)の味噌炒め。
学生時代の初沖縄旅行の際に食べたものは繊維感が全開で「なるほどヘチマだ」と良くも悪くも感心したのですが、今回のものは冬瓜のような食感。ゲテモノ感も無く美味でした。
豚肉の塩漬け「スーチカー」。意外にしょっぱさ控えめで食べやすかった、と言いたいところですがやはりこれはしょっぱかった。
この日は濃い味系が多かったのでシメは豆腐チャンプルー。
と、毎日夜はこんな感じで沖縄料理と酒を堪能した6泊7日でした、
「絶対太っただろうな」と腹をさすりながら宿に戻ります。
翌日は沖縄最終日、夕方の名古屋便で帰ります。