この旅では毎日のように沖縄そばを食べたのですが、その中で次回も必ず訪れたいのがこの屋宜家(やぎや)さん。本島南部、八重瀬町の田園地帯の一角にあります。
元機長の生家
店主の屋宜利夫さんは南西航空・JTAの元機長で、この建物はお祖父さんが建てられたもの。利夫さんもここで生まれ育った由。
正面には魔物の侵入を遮る「ひんぷん」という壁が立っています。
国の有形文化財にも登録されています。
古民家にお邪魔します
綺麗に手入れされた庭にはガジュマルの木が生えています。
座敷に座ると、友達の実家にお邪魔したような感じがして落ち着きます。私、利用者として訪れた店のレビュー的な記事で「○○さんにお邪魔してきました~」などと過度にへりくだったイマドキ敬語は好きではないのですが、ここは「お邪魔した」と書きたくなる古き良き民家の雰囲気でありました。
廊下の端には...
足踏み式のミシン。
アーサ(あおさ)そばを食べる
注文しましょう。この写真は2014年時点のもの。消費税率UPなどもあったので現在はアーサそばが800円→880円になるなど若干値上がりしていますが、もうちょっと上げてもいいんじゃないか?
アーサそば。
鰹と豚のバランスが取れたスープに丁寧に煮込まれた三枚肉。これを書いていると味を思い出して腹が鳴ります。
麺自体にもアーサが練り込まれており、そのおかげかモチモチ・ツルツルした食感も印象的でした。
余談
屋宜家さんのホームページです。懐かしい作りのWebサイトなのでスマホでは見辛いですが、店主・屋宜さんの几帳面さが伝わってきます。
その中に屋宜さんが集めた南西航空・JTAの写真アーカイブがあり中々見応えがあります。
2013年4月、セントレアにて。
この年から運行されていた南西航空塗装を復刻したJTAの”SWALジェット”。この時期、ANAもモヒカンジェットを運航しており、2機を1枚の写真に収めたくて何度かセントレアに行ったものの、結局叶いませんでした。
次編は牧志市場の食堂で愛すべき大衆的沖縄料理を肴に呑んだ記録です。