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【イタリア】フェラーリ博物館訪問記(4)開発・デザイン・生産工場関係の展示

設計や生産ラインなど、企業ミュージアムならではの興味深い展示もありました。

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現在のフラッグシップ”812 Super Fast”。
個人的には、ちょっと優雅さに欠けて感心しません。

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6.5リッターV12エンジンは自然吸気で800ps/8000rpm。この排気量でこの回転数はさすがフェラーリ。

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鋳造されたエンジンブロック。

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812のホワイトボディー。古くからアルミ材を多用してきたフェラーリなので加工ノウハウは色々と持っていることでしょう。

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プレスや押し出し材や鋳造、鍛造などを溶接、接着してボディを組み立てています。

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基本的に工場見学は購入したディストリビューターを通じて申請したオーナーだけが可能で、こちらはパネル展示されていた写真。イタリアらしからず”5S”が行き届いている印象というと失礼かな。

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1960年代。高い足場のようなところが最終ASSYだったようです。色々「やらせ」っぽい写真にも感じますが。

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今のASSY工程。

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1959年。チューブラーフレームをお兄ちゃんが溶接しています。

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BBなので’70年代の模様でしょうか。

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1952年のエンジン加工工場。

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黒の結晶塗装が凛々しいデイトナのV12エンジン。

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設計部門。勿論製図板の時代です。手前で打ち合わせしているのがいかにもPR用に撮りましたという雰囲気。

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1948年、166MMのデザイン検討用モデル。

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ピニンファリーナによる'60年代後半のデザイン検討モデル。

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微妙な曲面が美しい365P(1966)のボディー木型。こういうのは家具職人などが兼業で作っていたんでしょうか。

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750 Monzaのホワイトボディ。
ハンマーや治具を駆使して叩き出して形状をつくり...

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仕上げるとこうなります。

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ピニンファリーナとスカリエッティ、二人のセルジオさん。

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後ろに写っているのは250 ルッソですな。

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エリック・クラプトンのオーダーで製作された”SP12 EC”のモックアップ。

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フェラーリ自身の作だけあって512BBを上手くオマージュしています。

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お客様は神様。内装のステッチの色をはじめ、顧客のオーダーにも対応してくれます。

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往年のカタログ。

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昔の書類なども実に興味深い。手前のものはロンドンの代理店が1964年11月3日付で発行した500スーパーファストの注文書で、ハンドル位置(当然右)や内外装のカラー、オプションなどが列記されています。希望納期は翌年の10月でした。

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エンツォ・フェラーリという人は、レースやエンジニアリングなどの業績や評価が色々ありますが、結果的には”Ferrari”というブランドイメージを作った部分が最も偉大な人ではないでしょうか。時にはハッタリ的に実際以上に神格化させたりした部分も含めて。

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でっかい灰皿が時代を感じさせます。

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