フランスのお客さんを担当していたこともあってパリのシャルル・ド・ゴール空港(CDG)は何度も利用しました。この空港、ロストバゲージが多かったり設備のメンテが行き届いていなかったりするものの名前も建物のデザインもカッコ良く、何だか憎めません。
...と書くと、一昔前のフランス車や、そもそもフランス人、そしてフランスと言う国自体への印象にも当てはまるような気もします。以下、度々訪れたCDGを時系列は気にせず記録します。
「フランス」「飛行機」をというキーワードで超音速旅客機コンコルドを思い浮かべる方も多いことと思います。ヨーロッパ旅客機のアイコン的な存在と言えましょう。
ターミナルビルの遠くに展示されており一般公開はされていません。これら2枚は2009年3月に撮影。写真右、この時搭乗したANAのB747もコンコルド同様、歴史の1ページになりました。
2017年6月、今のフラッグシップはコンコルドからA380になりました。
2005年3月、名古屋から到着した際のひとコマ。セントレア開港に合わせて設けられたJALの名古屋・パリ路線でしたが数年で廃止されてしまいました。
建物自体が独特なCDG。「昔のSF」的なデザインを随所で見ることができます。
円形のターミナルビルは地下のムービングウォークで外側と結ばれています。
これも「昔の未来」的な透明のチューブ。
色が赤白だと東京タワーにも見えるエッフェル塔。
フランス政府専用機。
イスラエルやエチオピアなど、日本ではあまり見かけないエアライン。
第2ターミナルは楕円形がデザインのテーマになっているようです。
偶然かと思いますが、この角度から見ると天井のカーブはコンコルドの翼のように見えます。
日本ではある程度の規模の空港なら展望デッキがありますが海外の空港はそうではなくCDGも同様。ヒコーキ観察はターミナル内か機内からにならざるを得ません。
フランスはエアバスの牙城でありながらも、AFはボーイング機も主力として積極的に運用しています。
寸詰まりで可愛いA318。
A320は佃煮にしたくなるぐらい多数運用されています。
パリ市内への鉄道、RER B線のCDG空港駅。
治安の悪いエリアを通るので車内は独特な雰囲気。これまでのところ危ない目に遭ったことは無いものの毎回ビビりながら乗ってます。
プロトタイプも含めるとコンコルドは20機生産され、現存するは18機は各地の博物館や空港に展示されています。ソ連製のそっくりさん、Tu-144と共に展示されている元エールフランスのコンコルド。ドイツ・ジンスハイム交通博物館にて。
写真で見ても優美な機体ですが、何度見ても現物を見ると美しさに圧倒されます。