【イタリア】ランボルギーニ博物館訪問記(1)

Lamborghini Museum、イタリア語ではMuseo Lamborghini(ムゼオ・ランボルギーニ)。イタリア、ボローニャ県のサンタアガタ(Sant'Agata)という小さい街にあります。

 

訪問日: 2018年7月29日(日)

 

私はモデナから往路はバス(路線番号552)、帰路はミュージアムの受付から呼んでもらいタクシー(30ユーロ程度)を利用しました。

 

 

モデナからの車窓より。長閑な田園風景が続きます。

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博物館はランボルギーニ本社に併設されており、私は訪れたのが日曜日だったため無理でしたが予約すれば工場見学も可能です。

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ランボルギーニ本社。

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ごくフツーな佇まいの工場。

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今のランボはVWグループ、アウディの傘下。社有車(?)もアウディばかり。

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シフトレバーを模した灰皿とゴミ箱。

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スーパーカーブームを経験した世代には胸熱な空間。

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創業者、フェルッチオ・ランボルギーニ。

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デザイン検討用のモデル。3500GTのものは木製でした。

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じっくり見ていると時間がいくらあっても足りない年表や系統図。

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私が訪れた時は「映画の中のランボルギーニ」という企画展をやっていました。

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展示内容に規則性というか明確なルールは無いようでしたが、ここからはある程度カテゴリー別、時系列順で書き留めます。尚、カッコ内は各モデルの発売年であり展示車の生産年と一致しないものもあります。主に別冊CG・自動車アーカイヴを参考にしています。

 

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創業~ディアブロ時代

 

350GT(1963-)

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Miura(1966-)

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Espada(1968-)

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Jarama(1970-)

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Countach(1973-)

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Uracco(1970-)

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Silhouette(1976-)

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Jalpa(1981-)

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Diablo(1990-)

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特に魅力あふれるオールドランボについては項を改めて紹介します。

 

 

プロトタイプとF-1

 

P140(1988)

ジャルパの後継として企画された4L・V10エンジン搭載モデル。ガヤルドの源流と言えるでしょう。車体はリベット留めのアルミモノコック。

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エンブレムがステッカーだったりしますが...

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プロトタイプとしては中々の完成度に見えます。

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デザインはベルトーネから独立後のガンディー二。

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当時の親会社、クライスラーからGoが出ず、プロジェクトはキャンセルされました。

 

 

こちらはガンディー二が抜けた後のベルトーネ(デザイナーはMarc Dechampsとありました)によるP140デザインスタディ。

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どことなく日産のMID 4 IIに似ています。

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Modena Lamborghini F1(1991)

日本人にとってランボのF1と言えば、1989年の鈴鹿で鈴木亜久里選手が3位表彰台を獲得したラルースを思い浮かべますが、こちらはセミワークスとして1991年シーズンに参戦したマシン。

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バブル崩壊寸前でF1ブームに沸いていた当時、姫路セントラルパークもスポンサーでした。レイトンハウスとか、懐かしいな。

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奇抜な形状のサイドポンツーン。成績は振るわなかった模様です。チーフデザイナーは元フェラーリのマウロ・フォルギエリ。

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オフローダー/チータとLM002

 

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Cheetah(1977)

ハンヴィーのような位置付けでしょうか。軍用高機動車として採用されるのを目指して開発されたオフローダー。

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タイヤのボリューム感が圧倒的。

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矢鱈マッチョなバギーといった印象でした。

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トランスミッションは3速AT。

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エンジンはランボではなくクライスラー製の5.9リッターV8。

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LM002(1986)

軍用車としてはお蔵入りになったチータのエンジンをランボ製に載せ替えたのがLM001、そしてエンジン位置をミッドからフロントに移したのがLM002。エンジンはカウンタックQVのものを5PSだけデチューンしたV12・450PS。

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アラブの富豪などに喜ばれたんでしょうね。当時のオフローダーとしては非常に豪華なインテリア。

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SUVなどという言葉も無かった時代、スポーツカーメーカーのオフローダーというのは斬新でしたが、元々がトラクターメーカーのランボにとっては、こういったカテゴリーも守備範囲という感覚だったのかも知れません。また、このDNAは後のウルスに受け継がれたと言うと贔屓が過ぎるでしょうか。

 

 

VW・アウディー時代

 

ムルシエラゴ、ガヤルドまではともかく、それ以降、現在までのカクカクステルス的なデザインはエグ過ぎて余り好みではありません。以下、淡々と写真を貼っておきます。

 

 

Murcielago LP670(2010-)

2001年に登場したムルシエラゴの最終期に作られた限定モデル。

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ギアボックスを前方に配置したパワートレイン。

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Gallardo(2003-)

ガヤルドはエンジンとレースバージョンが展示されていました。

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アウディ由来のV10エンジン。

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Huracan(2014-)

現時点でのV10主力モデル、ウラカン。

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冒頭に否定的なことを書きましたが、ダーク系のカラーだと悪くないですな。

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Sesto Elemento(2010)

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Centenario(2016)

フェルッチオおじさんの生誕100年に因んだアヴェンタドールベースの限定モデル。トヨタ・センチュリーも豊田佐吉の生誕100年に因んだ名前ですね。

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アヴェンタドールは壁に掛けて展示されていました。

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こちらはそのローリングシャーシ。

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でかいぞ、サイレンサー。

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Veneno(2014)

ランボ50周年を記念して3台(+ロードスター9台)が作られたヴェネーノ。

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Urus(2018-)

そして現在の稼ぎ頭、ウルス。デザイン検討用のモデルも展示されていました。

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こういった、本来は”中の人”しか見れないものに接することができるのも企業博物館の醍醐味です。

 

 

ミュージアムショップ

正直、ネット通販でも買えそうな商品が大半と見受けました。でも、このサンタアガタでランボグッズを買うということ自体が記念になります。

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最後に

 

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欧米の自動車博物館の多くと同様、ここも展示物をある程度の期間ごとに入れ替える、所謂"Rolling Museum"です。私が見たかったイスレロは残念ながら展示されていませんでしたが、機会またあるでしょう。

 

あ、それから、メジャーなスーパーカーを間近に見たい方は栃木の魔方陣スーパーカーミュージアムを是非訪れて下さい。我が国にも素晴らしいコレクションを誇る博物館が十指に余る程あります。