日本の桜は平年より早く開花したようですが、ソウルの桜は昨年とほぼ同時期の先週中頃に満開になりました。昨年は定番スポットである(汝矣島)ヨイドを中心に見に行きましたが、今年はしだれ桜が有名と聞いたので国立ソウル顕忠院(국립서울현충원)に行ってきました。
国立ソウル顕著忠院は戦没者を中心に国家功労者が葬られている国立墓地で、地下鉄4号線と9号線が交わる銅雀(동작=ドンジャク)駅の8番出口を出るとすぐそこが正門です。
戦没者などの墓地。
先日購入したばかりのニコンD850とタムロン24-70 F2.8 G2を持って行きました。
なだらかな丘一面に墓石が並んでいます。
警察官の鎮魂塔。
ここで防湿庫から久々に持ち出したミラーレンズ、Reflex-Nikkor 500mm f8というクセ玉に交換して撮ってみましたが...
風に揺れる桜にピントを合わせるのはほぼ不可能。そして独特の玉ボケは桜には合わず背景がグルグル、見ていると目が回りそうなショットになってしまいました。
玉ボケ遊びは止めて遠景撮りに切り替えたものの、手持ちで500mmだとブレまくってフレーミングもままなりません。普段、如何に手振れ補正のお世話になっているかを思い知らされました。
ミラーレンズ遊びはここまでにして丘を下りました。慰霊館内の像。
パゴダのあたりがカメラを持った人で賑わっていました。
このしだれ桜が一番の銘木のようです。
桜は中々綺麗でしたが墓地は墓地。無邪気に花見を楽しむ雰囲気ではありませんでした。一回行けば充分かな。