2014年1月12日、3月末での退役を記念するイベントの一環で伊丹空港に飛来したANAのボーイング747を見に行ってきました。事前情報によると羽田からのフェリーフライト到着は7:20am頃とのことで朝一は千里川から見守ることにしました。
前日1月11日と翌日13日の新聞記事。
共に、実家で取っている毎日新聞大阪版からの切り抜きです。
伊丹空港は騒音の問題から2006年以降は4発機7の乗り入れは原則として禁止されており(政府専用機やエアフォースワンの飛来はある)ANAのジャンボが来るのは久々のことで、また、これが最後でしょう。
7:20、先ずは露払いのように降りて来た787。
直後の7:22、本日の主役、747が降りてきます。
静かな787の後ということもあったと思いますが、ズワ~ンと飛び越えてゆく747の迫力はやはり圧倒的。
この後は遊覧フライト着陸後に放水セレモニーが行われることを期待してスカイパーク側に移動。トイレや自販機が有りコンビニも徒歩圏。長い一日のスポッティングには申し分ありません。
今回は早朝から豊中の実家→千里川→スカイパークまでカミサンが運転手を務めてくれました。こんな理解ある嫁さんを貰った私は幸せ者です。
到着した747は、初めは北側に駐機。
その後はトーイングされ格納庫前に展示されました。
この日のイベントに合わせたのか、ANAは朝からゆめジェットを飛ばしたり...
モヒカンジェットが来たりと楽しませてくれます。
747の遊覧フライトは14時発の予定。
かなり時間が空くので流し撮りの練習などで時間を潰します。
周囲のマニア諸氏が「まおちゃん」と言っているので何だと思ったらこれでした。
モヒカンジェットも離陸して行きました。
JALはスペシャルペイントや機材が多様ですな。
こちらは浦安ネズミーランド30周年の記念塗装。
8チャンネル=関西テレビの取材クルー。
格納庫前でのイベントを終えた747は昼過ぎにトーイングされてスポットに移動。
14時。白煙を上げながらジャンボのエンジンに火が入ります。
ターミナル側の展望デッキは人でびっしり。
あちらサイドも「公園側、エラい人出やな」って言っていたことでしょう。
ま、昨今の航空祭の混雑を考えれば余裕です。
ゆっくりとタキシングしてゆきます。
滑走路手前でかなり待ってから離陸滑走を開始。
流し撮りですか? この場面、私のヘボな腕でそんなリスキーなことしません。
昆陽池ターン。
遊覧飛行は1時間ちょっとの予定。合間にまた流し撮りの練習。
ジャンボが戻って来ました。全日空747が伊丹に降りるのはこれが本当に最後。
滑走路を使いきるような感じで、敢えてゆっくり目に速度を落としていたように見えました。
そして、期待通り放水セレモニー。
私が初めて乗った飛行機はまさに「全日空」("ANA"という呼称以前の時代)の747、鹿児島→伊丹便でした。モヒカンカラーだったことを鮮明に記憶しています。当時小学4年生、夏休みに家族で行った南九州旅行でした(九州へは大阪→宮崎へ寝台特急「彗星」で行ったのも想い出)。それもあってANAジャンボの伊丹ファイナルフライトは感慨深いものがありました。
余談ながら先日、女満別→名古屋便に乗った際、機内販売に『FINAL 747 フィギュアキット』なるものがあり、中身はトリトンブルーとモヒカンカラーのジャンボ2機セット。3,000円也。これはおっさんホイホイ。ついつい購入。
買う時にCAさんから丁重に「プレゼント用のラッピングを致しましょうか?」とのお言葉。「俺が欲しくて買ってるんだよ、悪いか?」とは勿論言わず、「ご親切にありがとう。結構です」と笑顔で返しておきました。