3月1日を以ってJALのジャンボジェットが定期運行を終えました。機体は全て海外に売却されるそうで、先日成田からヨーロッパへ出張した際にはペイントを落とされた元JAL機の姿を見掛けました。
昨年11月、成田空港にて。
元JALカーゴのベアメタル仕様機。
JALは1970年の就航以来世界で最も多い合計112機を導入し、最盛期には80機が運用されていたものの、近年の原油高により燃費の悪さが経営を圧迫し経営破綻の一因となったのは良く知られている通りです。
ありがとうジャンボ特別展示 in KIX
そんな中ですが関空の展望台ホールでは特別展が開かれていました。
747導入当初のPR用カットモデル
キャビン前方のファーストクラスも精密に再現されていました。
各種JALグッズ
往年の機内ギブアウェイです。
Fクラスの食器類。
ローストビーフは機内でカットしてサーブしていました。今では考えられないですね。
パネル展示
懐かしいものが多数ありました。
歴代のJAL 747
一昔前までは旅行代理店にこういった模型が置かれていましたが近年は余り見掛けなくなりました。
先ずは3機導入された747-100。
長距離路線で活躍した747-200。
日本の貿易を支えてきた747-200F。
747-300
747 SR-SUD。JALとANAは国内線でジャンボを運用した稀有なエアラインです。
ダッシュ400。
私のアルバムから
JALの747は珍しくなかったのでそれほど写真を撮っていませんでしたが、フィルム時代の古い写真を含め手元にあるものを何枚か載せます。
90年代後半の伊丹空港にて。
2000年頃、名古屋小牧空港にて。
ここまではフィルムカメラで撮ったもので、以降はデジカメです。
2004年6月・ヨーロッパ出張の帰途、フランクフルト→成田便の機内より。
2004年8月、小牧空港にて。
2007年12月、セントレアにて。
2009年、成田にて。
時代に合わなくなったのは事実であり747の退役は仕方ないのでしょうが、「鶴丸」と言えば747を思い浮かべる我々の世代としてはやはり寂しさを禁じ得ません。JALのジャンボは「経済大国」日本の誇らしいアイコンの一つだったような気がします。